マテリアルに触れることができるクリエイティヴラウンジMTRL KYOTO

昨年末に京都（下京区）にオープンした、クリエイター向けに突出したコワーキングスペース、MTRL KYOTO（以下、マテリアル京都）。

建物はかつて明治時代に印刷工場として使われ、その後、家具店を営んでいた築110年の3階建て1軒家（386平米）を全面改装されており、クリエイティヴや、モノづくりのバックグラウンドも見え隠れしている。

マテリアル京都ではインスピレーションとなる、国内外から集めたユニークな“素材（マテリアル）”に触れることができ、さらなるイマジネーションを与えてくれるクリエイティヴラウンジだ。

紙、木材、ファブリックなどの歴史や地域に根ざした伝統的な素材から、電子部品や化学材料などの最新テクノロジー素材まで、特徴あるマテリアルをセレクトし、単に展示するのみならず、実際に触ったり加工したり操作したりすることが可能な”素材（マテリアル）”と向き合う体験を提案。また、3Dプリンターやレーザーカッターといったデジタルファブリケーションマシンを常設し、京都で活動する個人クリエイターはもちろん、チームでの打ち合わせや共同制作などにも適した、新しいインスピレーションを提供している。

また、マテリアル京都では、ワークショップやトークセッション、セミナー、ミートアップなど、クリエイティヴに関するさまざまなイベントが毎週開催されている。

そして、マテリアル京都を運営するロフトワークは、東京都渋谷区道玄坂のFabCafe Tokyoの上のフロアにFabCafe MTRLをオープン。FabCafe MTRLは、メンバーシップ制の集中的な「ものづくり」や、中長期的なプロジェクトに取り組める新しいコワーキングスペースとして、マテリアル京都と同じく“素材（マテリアル）”にフォーカスし、同ビル1FにあるFabCafe Tokyoと連携したサービスの展開が予定されている。本文を入力

text by Mako Masaya
画像はMTRL KYOTO official flickrより