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振り返れば2018年も、数多くのアーティストが来日し、印象に残る素晴らしいライヴを披露した。大物ではポール・マッカートニーが新作『Egypt Station』を携え、早くも1年ぶりの来日。お馴染みの東京ドームに加え、ナゴヤドームや両国国技館(追加公演)など、初めて訪れる場所もありファンを喜ばせてくれたのも記憶に新しい。また、<フジロックフェスティバル(以下、フジロック)>にはノーベル文学賞受賞アーティストであるボブ・ディランや、ピューリッツァー賞受賞アーティストであるケンドリック・ラマーが降臨したし、他にも5年ぶりの来日となったマイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、大阪公演が当日キャンセルになるなど相変わらずお騒がせのザ・キラーズ、初来日組ではスネイル・メイルやザ・ウィークエンドなど、思いつくアクトを並べていくだけでも制限文字数を超えてしまいそうだ。

そして、今年もすでに素晴らしいアーティストの来日が続々と決まっている。主だったところを独断と偏見で紹介していきたい。

2019年の来日アーティスト紹介

サッカー・マミー

Soccer Mommy – Your Dog (Official Video)

まずは、ソフィー・アリソンによるソロ・プロジェクト、サッカー・マミー。子供に頃に聞いてきたというアヴリル・ラヴィーンやテイラー・スウィフトのポップセンスと、90年代以降のインディー・ロックを絶妙にブレンドしたサウンドは、スネイル・メイルなどとも比較されているが、よりキャッチーで宅録っぽい雰囲気が特徴。フルバンドを率いてのパフォーマンスが今から楽しみだ。

スーパーオーガニズム

Superorganism – Something For Your M.I.N.D. (Official Video)

続いてはスーパーオーガニズム。昨年の<フジロック>ではレッド・マーキーをパンパンにするなど、新人ながら異例の注目を集めている彼らは、ザ・ゴー!チーム辺りにも通じる卓越したソングライティングと、日本人ティーンエイジャーOronoのキュートかつ不敵なボーカルが魅力。東京公演は即日ソールドアウト、追加公演も決定している。

ディアハンター/ギャング・ギャング・ダンス/エクス:レイ

Gang Gang Dance – Lotus (Official Audio)

Ex:Re – Romance

今月18日、3年ぶり通算8枚目のアルバム『Why Hasn’t Everything Already Disappeared?』をリリース予定のディアハンター と、7年の沈黙を破り昨年新作『Kazuashita』をリリースしたギャング・ギャング・ダンス、そしてドーターのフロントマンであるエレナ・トンナのソロ・プロジェクト、エクス:レイが一堂に会するイベント(通称<4AD祭り>)は、予定されていた昨年の開催が延期となっただけに雪辱戦が期待される。コクトー・ツインズの時代から、良質なアーティストを紹介し続けている〈4AD〉の「今」を確認する絶好の機会だ。

ティーンエイジ・ファンクラブ

結成30年を迎え、今なお世界中から愛されるスコットランドはグラスゴーの至宝、ティーンエイジ・ファンクラブのアニバーサリー・ツアーも決定しており、日本でも東名阪の公演が行われる。ティーンエイジ・ファンクラブといえば、バンド内に3人のソングライターを抱えているのが強みだった。が、そのうちの1人であるジェラルド・ラヴの「脱退」がすでにアナウンスされており、新体制となる彼らのステージがどのようなものになるのか、非常に気になるところだ。

ボーイジーニアス

昨年、初来日を果たしたジュリアン・ベイカーも再来日公演が決定。フィービー・ブリジャーズ、ルーシー・ダカスという才能溢れるシンガー・ソングライターと共に結成したスーパー・グループ、ボーイジニアス名義での同名ミニ・アルバムが、世界各国の音楽メディアで軒並み年間ベストにランクインするなど、多岐にわたる活動で注目を集めるジュリアン。東京、大阪共にビルボードライブというシチュエーションで観る彼女のライヴは、前回よりひと回りもふた回りも進化していることは間違いないだろう。

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黒田隆憲

黒田隆憲

ライター/カメラマン

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