KOJOEや5lackとのコラボ作のリリースなどで知られているパプア・ニューギニア出身のジャズ・ピアニスト/作曲家/ビートメイカー、Aaron Choulaiが昨年〈Namboku Records〉より発表した傑作『Raw Denshi』から、仙人掌(MONJU)を客演に迎えた“Nido Mindset”のMVが公開された。
Aaron Choulai/Nido Mindset(feat. 仙人掌)
『Raw Denshi』には、他にKOJOEやDaichi Yamamoto、角銅真実、メルボルンのジャズ・プレイヤー・Abbey Howlettらが参加。ジャンルを越境しながら、新たなフォームへと放たれた本作のレコードは、現在bandcampにて販売中となっている。
Aaron Choulai/Fushigi(feat Manami Kakudo)
昨年、EBISU BATICAでの〈Namboku Records〉スペシャルショーケースやWDsounds主催の<TOKYO FAR EAST JAZZY RAVE>などで組まれたAaron Choulai Raw Denshi SEXTETは、仙人掌をメインMCに迎え、吉本章紘(SAX)、治田七海(TROMBONE)、須川祟志(Ba)、石若駿(Dr)、Aaron Choulai(Key)のメンバーで活躍。目まぐるしく展開する演奏と自身の楽曲からベストヴァースを乗せていく仙人掌のセッションは熱気に溢れながらも情緒的で、卓越したストーリーを描く高次元のライブパフォーマンスはその評判を広げている。
bandcampでは、“Nido Mindset”のライブ音源を聴くことができるので、是非チェックしてほしい。
生々しいサンプル、豊かな管弦楽器のアレンジ、バイリンガルラップ、綿密な即興ーーこれら全てがアーロン・チューライの独特な作曲アプローチと組み合わされるのがこのアルバム”Raw Denshi”。著名なピアニストでありながら、東京でリスペクトされるビートメイカーとして活動するチューライの新作は、複雑な音世界と構成を創り上げ、日本の音楽の最前線で活動するMCやボーカリストをフィーチャーする。オーストラリアと日本の最高レベルで演奏するジャズメンの音がSP-404やMPCを使ってJ Dilla風にチョップされたものとチューライのピアニストと作曲家としての技術を加えたり、東京とメルボルンの間に存在する音楽的繋がりに光を照らしたりすることで、このアルバムは様々な形でチューライの二元性を現している。Raw Denshiは人間と機械、英語と日本語、ヒップホップとジャズの対照と協調の絶妙なバランスを保っている。
RELEASE INFORMATION
Raw Denshi
Aaron Choulai
〈Namboku Records〉
Tracklist
1. Nido Mindset(feat. 仙人掌)
2. Ikiteru Ki(feat. Daichi Yamamoto)
3. Fushigi(feat. Manami Kakudo)
4. AF 1(feat. Kojoe)
5. Tsuchi(feat. Daichi Yamamoto)
6. Tsu So Tei On
7. Saku(feat. Abbey Howlett/Daichi Yamamoto)
8. Kori Wo(feat. Manami Kakudo)
9. EJP
Credits
Aaron Choulai – Piano, Samplers, Programming and Synthesizers.
Eugene Ball – Trumpet
Phillip Noy – Tenor Saxophone
Akihiro Yoshimoto – Tenor Saxophone
Nick Pietsch -Trombone
James Macaulay – Trombone
Elle Shimada – Violin
Ysk – Guitar
Jules Pascoe – Bass
Rory McDougal – Drums
Nick Herrera – Analogue Processing
Recorded by Nick Herrera
Assisted by Andy Phillips
Mixed, Edited & Produced by Aaron Choulai
Mastered by Lachlan Carrick
Visuals, Graphics and Video by 76mFilms
Directed by Joel Ma