ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領がハイチやアフリカの数カ国について「便所のような国(shithole countries)」と発言したと関係者が明かしたと報道されたことに対して。アーケイド・ファイア(Arcade Fire)ウィン・バトラー(Win Butler)がTwitterにコメントを投稿しています。

ウィン「彼のレイシズムや外国人恐怖症によるもの」

「トランプのハイチについてのコメントは素晴らしい国を全く反映しておらず、彼のレイシズムや外国人恐怖症によるものだ。ハイチは地球上で最も特別で素晴らしい場所の1つで、わたしたちはさらに多くのハイチ系アメリカ人が必要だ。」とコメントを投稿。

アーケイド・ファイアのメンバーで、ウィン・バトラーの妻であるレジーヌ・シャサーニュ(Régine Chassagne)はルーツをハイチに持っており、レジーヌはハイチで栄養、健康、住居、教育、農業などを支援する「KANPE」の創業者の一人でもあります。

そういった背景もあり、アーケイド・ファイアはこれまでにハイチをサポートする様々なチャリティーを行っており、2010年の<スーパーボウル>ではCM曲として“Wake Up”を提供し、その楽曲使用料をハイチ支援のために「Partners in Health」に寄付していました。

Arcade Fire – Wake Up

トランプ大統領「軽蔑的な発言はしていない」

トランプ大統領は報道に対して「軽蔑的な発言はしていない」、「彼らを追い出せ」などと決して言っていないと厳しい発言はしたが侮辱的な発言はしていないと否定しています。

発言がなされたかどうか、その真意などは定かではないですが、発言へ批判の声が寄せられています。

元メキシコ大統領 ビセンテ・フォックス
「トランプの口は世界一便所だ」

国連人権高等弁務官事務所(UNHCR) ルパート・コルビル報道官
「ショッキングで恥ずべきもの」

ウィン・バトラーTwitter

ドナルド・トランプTwitter

▼RELATED
『リフレクター』から4年。アーケイド・ファイアが最新作『エヴリシング・ナウ』で示す本物の「バンド」の在り方

エミネムがドナルド・トランプ大統領をアカペラフリースタイルで痛烈批判!