<第61回グラミー賞>で最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞を獲得したアルバム『Sweetener』を昨年リリースしたアリアナ・グランデ(Ariana Grande)が、親友ヴィクトリア・モネ(Victoria Monét)とのコラボ曲「MONOPOLY」を本日2日(火)緊急リリースした。
ファンへの感謝を込めた1曲
アリアナ・グランデの最新シングル「7 rings」が、本日速報が発表された最新全米シングル・チャートにて今週も1位獲得が確定。これをもって、この曲は全米通算8週1位に輝いたことになり、シングル「thank u, next」の全米通算7週1位を抜いて、「7 rings」は、アリアナ・グランデの最長ヒット・シングルとなった。
そのニュースをいち早く知ったアリアナは、「これはお祝いしなきゃ!」と思い、「7 rings」の全米8週1位記念&ファンへの感謝に、と、昔からの親友且つシンガー・ソングライターであるヴィクトリア・モネとの新曲「MONOPOLY」を日本時間本日、突如リリースした。
ヴィクトリアは、これまでアリアナのアルバム収録曲の作詞も他の作詞家とともに手掛けており、アリアナ自身の最大ヒットとなった「7 rings」の題材になった“7つの指輪”を持つ1人でもある。また本日、新曲の音源配信開始と同時に、MVも公開となった。
Ariana Grande and Victoria Monét – MONOPOLY
もちろん、この「MONOPOLY」もアリアナとヴィクトリア、そして他に3人の作家を入れて計5名で作詞・作曲されており、しっかりとセットを組んで、世界観を作りこまれた大がかりなMVとは対照的に、今回はラフでちょっぴりノスタルジックなタッチのMVとなっている。
また今回のMVは、アリアナのこれまでのMVの監督を務めているアルフレッド・フローレスと、アリアナの元カレで「thank u, next」で“歌にされた”リッキー・アルヴァレズの2人が監督を務めていることでも話題に。
「MONOPOLY」は、人気ボード・ゲームの“MONOPOLY”上での架空の人生ゲームについてを歌った楽曲。「私は最近いい感じよ、キミは何してたの?」、「自分自身の心をしっかり守ってるよ、キミは?」、「ってかごめん、やっぱキミがどこで何してたか興味ないわ」とリリックを軽快に歌う、心地良い1曲だ。
ファンの間では、「私、女性と男性どちらも好きなの」という歌詞について「アリアナが、バイセクシュアルをカミングアウトした!」と話題になっているが、ヴィクトリアはバイセクシュアルであり、それを既に以前カミングアウトしているため、「必ずしもアリアナがそうとは限らなくない?」など、物議を醸している。
また、MVでは、ネガティブなワードをポイッと空に投げ捨てる仕草をするシーンがあるが、“ネガティビティ”や“アンチ”というワードとともに“トランプ(大統領)”もポイッと捨てるシーンがあり、アリアナの政治への考え方が反映されている。
後半の歌詞では、「クリコ(ヴーヴ・クリコ:フランス製のシャンパン)を飲みながらアルバムを作ったの、覚えてる?」、「エリック・ヴェテロ、ありがとう!大好き(エリック・ヴェテロ:アリアナのヴォーカル・トレーナー)」、「この友情は、ホーム・デポのように(コツコツ育んで)大きくなったよね」といった、アリアナとヴィクトリアの2人の友情について歌われており、聞き手がとてもほっこりする歌詞となっている。
3月18日(月)にアメリカで、ワールド・ツアーをキックオフしたアリアナ・グランデ。会場では、いよいよ来年に迫ったアメリカ大統領選を見据えて、ファンに選挙への感心を持ってもらうためのコーナーを、NPO団体のヘッドカウント(HeadCount)とタッグを組んで設置されている。そのライブ会場で有権者登録を行うと、「thank u next gen」(サンキュー、ネクストジェネレーション。自身のヒット曲「thank u, next」と「next generation」をひっかけている)と書かれたスペシャル・カードがその場でもらえるとあり、若者にも大好評で、有権者登録の促進が効果的に進んでいるという。
アルバム『Sweetener』のリリースからわずか半年後にアルバム『thank u, next』を発表し、それが自身最大のヒットを記録している中、さらに新曲を突如発表したアリアナ・グランデ。「こんなポップ・アーティスト、今までいなかった!」というファンの声の通り、これからますますアリアナから目が離せない!
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