ドクターとナースに検診される？！
筆者の顔を見るなり「貴方ちょっと診てもらいたそうね。今の貴方の状態について話したい？」と聞いてきます。待っていました！ と問診希望の旨を伝えると、「あなたは重症みたいだから救急車内での手当てが必要ね」と車内へ。車内ではドクターとナースがあれこれ聞きつつ、紙に症状を書き込んでいきます。取材に来ていて、慣れない状況にちょっと緊張しています……と言うと、「主な症状は『仕事のプレッシャー』ね。それと、『心拍数上昇』。あとは、アワードを見てスター達が羨ましいと思った？ イエス？ ということは、『嫉妬』に『アイデンティティ・クライシス』。難しい病状だけど大丈夫、いい薬があるから。おまけで壊血病予防もつけてあげる。」と、サラサラっと処方箋を書いていきます。
外に出ると、カウンターにて処方薬（どう見てもマシュマロ）を手際よく袋詰めしてくれます。私が処方してもらったのは『免疫力ブースト』、『壊血病バスター』、『LSD』（！）などカラフルな6種類ほど。ちゃんと英国の公共医療サービスで使われる処方薬用の袋に入っているというこだわりよう。
診てもらいたい欲が満たされたところで、さらに他のエリアも見て回ることに。＜BRIT Awards＞でも登場したスターたちになりきれる仮面がもらえたり、無料のポップコーンやお菓子が配られていたり、景品のもらえる射的などが楽しめます。
この横には＜BRIT Awards＞出演者をはじめとするスターも登場するというトークブースがありましたが、残念ながらこの時は無人。 この間にもダンスフロアではサンバの衣装？ を纏ったダンサーたちが出現するなど、どんどん熱気が増しています。サンバダンサーたちの華麗な姿を皆さんにお届けしたかったのですが、あまりに激しい動きのためブレている写真しか撮れず……。
70年代パンク・カラオケ、巨大なお化け屋敷、など多彩な娯楽が用意
パーティーも佳境に入ったところですが、この辺りで地下鉄最終の時間が迫ってきたため、筆者は泣く泣く会場を後にすることに……。しかし、これ以外にも70年代パンク・カラオケや、
巨大なお化け屋敷、
タロット占い、アイスクリーム・バン、サイレントディスコなど、多彩な娯楽が用意されていました。午前１時で終了するオフィシャルアフターパーティーの後には、市内の他のパーティーに向かう人も多数。そんな長い＜BRIT Awards＞の一夜の、あくまでほんの一部の潜入レポートでしたが、お楽しみいただけたでしょうか。今年は例年以上のクオリティだった！ との評判の式典本編の模様はMTVでご覧いただけます。一年を象徴する豪華なセレモニーをみなさんも是非その目でお確かめください。
photo&text by Hikari Hakozaki
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