BUDDHA BRANDニューアルバム『コレがブッダブランド！』発表｜故D.Lのトラックにラップを乗せた新曲収録

BUDDHA BRAND（以下、ブッダ）の全楽曲をプロデュースし、司令塔であったDev Large a.k.a D.Lがこの世を去って4年が経過した現在。D.LがプロデュースするトラックにD.L、CQ、NIPPSのいずれかがラップした正真正銘ブッダの最新作『コレがブッダブランド！』がリリースされる。

お蔵入りの曲などレア音源を使用した6曲を収録

無数にあるとも言われていたD.Lが遺したピースを方々から集め、当時何らかの事情によってお蔵入りとなった5曲に、過去に制作されたトラックに新たにラップを吹き込んだ1曲を加えた計6曲が収録される本作。

ブッダのメンバーがニューヨークから帰国した1995年に自主制作された『ILLSON／FUNKY METHODIST』プロモ盤12インチのB面にのみ収録のインストに、NIPPSとCQがラップを吹き込んだ新曲“Kushokan”や、先行シングルとして7インチカットされた“Codeな会話”と“Punch（仮）”などがラインナップ。

さらに晩年のD.Lが不定期更新していたblogで「『FUNKYMETHODIST』の次のシングルにしようと企むもののNIPPSがいつまで経ってもリリックを書かないことから未発表となった」と語っていた“マタドール（76コロシアム）”もアルバムに収められている。

さらに、卑猥すぎるリリックでレコード会社から許可が降りず不世出となった“BUDDHAPORNO ALL STARS（女体の狩人のテーマ）”のフルバーションに加え、D.Lがニューアルバム制作のディールをレーベルと結ぶため2004年辺りに制作したとされる“生きる”も聴けるという、ファンにとってはたまらない内容に。

おそらく今後ブッダの新作が出ることはないかも知れない。D.Lが遺した楽曲たちに光を当てた貴重なニューアルバム『コレがブッダブランド！』。配信はないため、是非CDを手にとってみて欲しい。

BUDDHA BRAND – PUNCH（仮）（BLACK FILE exclusive MV“NEIGHBORHOOD”）