asuka andoとBushmindによる初のコラボレーション曲『Kiss With You』が完成、2019年3月14日(木)に7inchでリリースとなる。
B面にはsugar plantによるDub remixも収録。
Kiss With You EP
asuka andoとBushmind。レゲエにおける極上のメロウネスを体現するシンガーとサイケデリックB-BOYの名のもとに時空を歪める革新的なビートを紡ぎ出すプロデューサーによる予想外の共作シングルが届けられた。
10代の頃はCDの貸し借りを通じて、ヒップホップの知見を深めていたという彼らは、2017年asuka andoが手がけたDJミックスのマニュピレートをBushmindが担当。この時、初めて音楽的な作業を行ったことが今回のコラボレーションへと発展していったという。
現在も熱心なヒップホップ・リスナーであり、2018年の最新作『あまいひとくち』収録の「ミス・アプリコ ット」において90’sのマナーを垣間見せていたasuka andoに対して、2015年作『Sweet Talking』におけるLUNA、小島麻由美とのコラボレーションやポップバンド、Homecomingsのリミックスなど、ヴォーカルを巧みに扱ったプロダクションを披露してきたBushmind。
両者を繋ぐのは、大切なグッド・オールド・デイズの記憶は言うに及ばず、彼らのレゲエ、ヒップホップを軸とした柔軟にして折衷的な音楽観にある。サンプル使いに彼らの思い出の曲へのトリビュートの意図も感じられる、とあるラテンジャズナンバーをメロウに、サイケデリックに捌きながら、そのグルーヴにレゲエと トラップのニュアンスを織り込んだ楽曲はそのことを雄弁に物語っている。
そして、エキゾチックかつダビーな音の海をasuka andoの甘美な歌声が揺らめくオリジナルに対して、そのリミックスを手がけているのは、ヴェル ヴェット・アンダーグラウンド直系のUSインディーズ、トランスやLife Forceでのパーティ体験を経て、独自のサイケデリアを放つに至ったドリームポップバンド、sugar plant。2018年に18年ぶりとなるアルバム『headlights』をリリースした彼らとasuka andoは以前から親交があり、Bushmind にとっても思い入れの深いバンドであったことから白羽の矢が立った。
2019年にリリース予定のダブアルバムを大いに期待させる、終わらない白昼夢のような音響空間を現出。三者三様、それぞれが極める音楽という名のトリップは、いとも呆気なく交わると、想像だにしなかった奇跡的なコラボレーションを2019年の音楽シーンにもたらしてくれた。
Text by Yu Onoda
推薦コメント
薮下”YABBY”晃正(RELAXIN’ WITH LOVERS/DUB STATION)
日常に異空間を現出させる唯一無二のビートメーカーBUSHMINDと甘く気怠い壊れかけの砂糖菓子の如き歌声でLOVERS ROCKを響かせるasuka ando、二人の邂逅が生み出したケミストリー、それはドクター・バザーズ・オリジナル・サヴァンナ・バンドあたりを彷彿させるオールドタイミ ーでメロウな旋律に、トラップのタイム感を有したグルーヴが融合し、asuka andoの微熱を帯びた吐息がこれまで見たことも行ったこともないド リーミーな世界へと何度も何度もタイムリープさせてくれる平成最後の極上エキゾチックサウンドに他ならないのだ。
NOOLIO(ARRROUND Wicked Sound Maker)
screwedされたlatin jazzがアノfishよりさらにノスタルジックに響く、が、夢の中で時空はグニャリと歪み、”Today’s Music”としてキラキラと輝 いている。サイケデリックB-BoyとB-GirlマインドなLovers Rockミューズが最高な形で結びついたmagical & twinkleな宝物のような曲。終わって ほしくなくて、B面ダブと繋いだ”勝手にdisco mix”でエンドレス・ループしてしまいます。
COMPUMA
ドリーミー・サイケデリック・ラヴァーズ・フューチャーな極上ビートと歌声、アンニュイ&スウィート、うっとりと丁寧にやさしく包まれる。シュガープラントによる白昼夢ダブに涅槃とろける。インストでとけてなくなりました。
SKYFISH
お二人とも音楽的に濃厚な、誤解を恐れず言えば漫画みたいな独自の世界を持っていてそれぞれの曲で、その世界で起こる場面を表現するタイプの アーティストだと思っています。 この曲はドラゴンボールとドクタースランプがクロスオーバーした回のように、BUSHMINDくんの曲としてもasukaさんの曲としても成立してて 違和感がなくて、蜃気楼のような揺らぎ(ぐにゃり)と甘い匂いを感じさせつつ、全体的に東京っぽいところが好きです。脳内でもパーティでも、今 年はいろんな場面でかかりそうな気がしています。
3268(Adoom)
ライプニッツの哲学で、宇宙は互いに独立したモナドからなり、宇宙が統一的な秩序状態にあるのは、神によってモナド間に調和関係が生じるよう にあらかじめ定められているからである。仮に違ったとしても当然の結果だったのかなと。
mellow classic!!!
TRASMUNDO浜崎
実験精神とポップセンスを併せ持つ、愛して止まない謎に満ちたラヴァーズ・ダブの究極盤と言えばBRENDA RAYの「WALATTA」だったのですが、 asukaさんとタカアキくんの2人は軽く越えてしまいました。しかも更にsugar plantのDUB REMIXもあるなんて。 クラクラと眩暈がするほど喜ばしい限りです。asukaさんタカアキくんリリースおめでとうございます。
nutsman
asuka ando×BUSHMINDという好事家達の待ちに待ったコンビネーションが実現してしまった… 成分は違えど、二人の持つ浮遊感は一線となり、ジャンルの特定が馬鹿らしくなるほどオリジナルな一曲になっています! そして、REIMIXをまさかの「sugar plant」が担当。これは昼なのか、夜なのか、はたまた夢の中なのか? そうか、また夢で逢えると良いなぁ。
今里(STRUGGLE FOR PRIDE/不死身亭一門)
このタイミングで自分の人生にこんな幸せが降って来るなんて夢にも思わなかった、ような夜が必ず訪れる。 ひたすらに繰り返されたSATURDAY NIGHT FEVERも死ぬほど楽しかったけれど。
われわれの3rd SUMMER OF LOVEの終わり間際に鳴り響いていたANTHEM。耳にした全ての人々の瞳が、ハートの形になってしまった音楽。
RELEASE INFORMATION
asuka ando x BUSHMIND ”Kiss With You EP”
Format : 7inch
Price : 1,728円(税込)
Label : Gardenia Garden (JPN) 品番:GDG-008
発売日 : 2019年3月14日
Kiss With You EP / asuka ando x BUSHMIND
Side A : Kiss With You
Side B : Dub With You ( sugar plant Dub Remix )
Music & lyrics by asuka ando
Produced by Bushmind
Side A mixed by Naoya Tokunou
Side B dub remixed by sugar plant
All songs mastered by Naoya Tokunou
Vocal recorded by e-mura at Bim-One Studio
Collarged by Killiman jah low works
Designed by Leeget