アース・ウィンド&ファイアー(Earth, Wind & Fire)、ミニー・リパートン(Minnie Riperton)、マリーナ・ショウ(Marlena Shaw)、マディ・ウォーターズ(Muddy Waters)、ハウリン・ウルフ(Howlin’ Wolf)、テリー・キャリア(Terry Callier)など、数々の重要な録音に携わり、1976年に早すぎる死を迎えた伝説のプロデューサー、アレンジャー、作曲家であるチャールズ・ステップニー(Charles Stepney)。事実上のデビュー・アルバムとなる、貴重なホームレコーディング作品『Step on Step』が9月9日(金)にリリースされる。
Charles Stepney『Step on Step』
4トラックのテープ録音のコレクションとして残された音源は、ほとんどがステップニーのオリジナル曲であり、1960年代後半から1970年代初頭にかけて、シカゴのサウスサイドにある自宅の地下室でステップニー一人によって創り出されたもの。彼や他のアーティストによって二度と録音される ことはなかった。
チャールズ・ステップニー幻のデビュー・アルバムが遂に日の目を見る。1人で楽器を演奏して4トラックのテープで録音された愛すべきホーム・レコーディング作品であり、ステップニーの後の名曲の原型も聴くことができる。大規模なスタジオ制作に至る前の録音ゆえのピュアな輝きを放っているサウンドは、ステップニーが残した音楽を愛するリスナーを魅了すると共に、クリエーターにとっても多くのインスピレーションを与えるはずだ。
(原 雅明 ringsプロデューサー)
数多のアーティストがサンプリング
カニエ・ウェスト(Kanye West)、ア・トライブ・コールド・クエスト(A Tribe Called Quest)、ザ・フージーズ(The Fugees)、MFドゥーム(MF DOOM)、マッドリブ(Madlib)をはじめ、ステップニーのサウンドはヒップホップの世界でも愛されてきた。『Step on Step』は、現在のトラックメイキングの先駆けともいえる貴重な音源であり、ステップニーの業績を改めて知らしめる原石のような全23曲を収録。日本限定盤には、冨田ラボ・冨田恵一の解説も封入されている。
チャールズ・ステップニー1970年近辺の一人多重録音作。当時の普通の宅録は、いま皆が必死になって作ろうとしているサウンドでもある。本作は手本にすべき質感で溢れかえっている。
冨田ラボ・冨田恵一
RELEASE INFORMATION
Step on Step
2022.09.09(金)
Charles Stepney
¥2,600+税
rings/International Anthem(RINC92)
フォーマット:CD(日本限定盤)
解説:冨田ラボ・冨田恵一
Tracklist
1.Roll Tape
2.Gimme Some Sugar
3.Daddy’s Diddies 02:00
4.Gotta Dig It To Dig It
5.No Credit For This
6.Roadtrip
7.On Your Face
8.That’s The Way Of The World
9.Imagination
10.In The Basement
11.Business
12.Look B4U Leap 05:58
13.Around The House
14.Funky Sci Fi
15.Mini Mugg
16.Chicago Independent
17.Surround Stereo
18.Black Gold
19.Denim Groove
20.Notes From Dad
21.Rubie & Charles
22.Greatness
23.Step on Step
&
Bonus Track収録予定