チリー・ゴンザレスの最新作『Solo Piano lll』が本日リリース｜新曲のMVも公開＆ドキュメンタリー映画は今月末よりロードショー

圧倒的に強烈なキャラクターとジャンルにとらわれない唯一無二の音楽性で、ダフト・パンク、ビョークといった超一流アーティストが心酔する狂気の天才音楽家、チリー・ゴンザレス（Chilly Gonzales）。

その魅力のすべてに迫るドキュメンタリー映画『黙ってピアノを弾いてくれ』の公開決定も話題となる中、傑作シリーズ最終章にて待望の最新作『Solo Piano lll』が本日リリースとなり、早速iTunesクラシック・チャート初登場1位を記録するなど、早くも反響を呼んでいる。

合わせて、収録曲『Blizzard in B Flat Minor』のミュージックビデオが新たに公開された。本楽曲は1930年代から活躍した伝説の女流闘牛士、コンチータ・シントロンに捧げた楽曲となっている。

盟友が語るチリー・ゴンザレスの魅力

映画『黙ってピアノを弾いてくれ』9月29日（土）より渋谷・シネクイント他にて全国順次公開！

ファイスト（ミュージシャン／映画『黙ってピアノを弾いてくれ』予告編より）

アルバム『ソロ・ピアノ』で彼は原点に回帰した。ただ音楽に語らせ、黙ってピアノを弾くだけ。

ピーチズ（ミュージシャン／映画『黙ってピアノを弾いてくれ』より）

私には師匠がいなかった。誰の背中も見ず道を切り開いたつもり。でも実はあなたが私の奇妙な師匠だったのかも。

ジャーヴィス・コッカー（ミュージシャン／映画『黙ってピアノを弾いてくれ』より）

彼は自分の音楽をやってる。独自のビジョンを愚直に追ってるんだ。空気を読んで自己規制なんかしない。
それより自分の内面を探り表現したいんだろう。形式にはこだわらない。ピアノでも室内楽でもラップでもいいんだ。アートはそういうものだよね。つまり創作の過程で自分を発見していく。本物のアーティストだ。

映画『黙ってピアノを弾いてくれ』に寄せて

川谷絵音（ミュージシャン）

彼の半生には手も足も出ない。黙ってこの映画を見てくれ。僕はチリー・ゴンザレスという人間が大好きです。

町田康（作家）

やりたいこととやるべきことの距離で悩んでる人はこの映画を観たらええで。
これしかない正しい答えがあるで。これは狂気の沙汰やないで。
此の世で正気を貫いたら普通こうなるんやで。

ピーター・バラカン（ブロードキャスター）

パフォーマンス・アート？アジテイション？好みの音楽でなくても見入ってしまう映画。
彼のチャレンジはユニークで、ラップの歌詞はめちゃ面白い！

佐野史郎（俳優）

永く聴き続けてきたゴンザレスの音楽。心動かされるものには必ず答えの出ない矛盾との格闘があるのだな。映画を観て震え、涙が頬を伝うなんて久しぶりだ。

最新作『Solo Piano lll』に寄せて

SOLO PIANO III AVAILABLE

ホリエアツシ（ミュージシャン）

安らぎも不安もピアノの音が知っていて、包み込まれて身を委ねていた。今いちばん求めていた音楽。

青野賢一（BEAMS RECORDSディレクター、文筆家）

親密、それでいて崇高。ゴンザレスのピアノが、聴く者の心持ちによって、明るく華やかに聴こえたりメランコリーを感じたりするのはおそらくそんなところからなのだろう。つまり鏡のような音楽なのである。