昨年3月に初来日を果たした現在21歳のソングライター/マルチプレイヤー/プロデューサー・クレイロ(Clairo)が、この度日本のイラストレーターanccoが監修した“Bags”の日本語リリックビデオを公開しました。
クレイロ「Bags」
女性誌Harper’s Bazaarは、アリアナ・グランデやビリー・アイリッシュ、サム・スミス、ブルーノ・マーズ、ジョナス・ブラザーズ、デュア・リパらと並び、2019年のベストポップソングとしてクレイロの“Bags”を選出。また、米音楽メディアPitchforkが発表した「2019年ベストソングス」では、FKAツイッグス、ラナ・デル・レイに次いで、同曲が第3位にランクイン。まさに2019年を代表するアーティストの1人といっても過言ではありません。
クレイロは2017年、寮にいる間にセルフプロデュースした楽曲“Pretty Girl”のビデオが話題となり、2018年の最も注目すべき新人として名が挙がります。2018年にタイラー・ザ・クリエイターやデュア・リパの北米ツアーのオープニングアクトを務め、今年は<Coachellaフェスティバル>に出演し、カリードがクレイロの“Bags”をカバーしたことが話題になったほか、カリードのツアーのオープニングアクトに抜擢されるまでに。2019年8月には“Bags”などが収録されている待望のデビュー・アルバム『Immunity』をリリースし、共同プロデュースに元ヴァンパイア・ウィークエンドのロスタムを迎えたことにも注目が集まりました。
どこか儚いタッチのアニメーションビデオで描かれる“Bags”について、クレイロは「私が同性の友達を好きになってしまった経験を歌ったものと言えると思う。でも全体的には、2人の関係が曖昧で心地いい状態……この後、どの様な関係になるのか、流れに任せることを学ぶ自分が描かれていると思う」とコメント。
また、anccoは「親しい友人と次の段階に一歩踏み込みたい気持ちがありつつ行動を迷っている状態から、どうなるかわからないけれど行動してみて相手の反応を見てみようとする歌詞中の変化がもどかしく切ない気持ちになりました。絵本の様なタッチや展開にしたのは、こうした中々踏み込めないけれど自分なりに進んでいく同性への恋心を描いた絵本が児童図書として今の時代にあったらいいなというきっかけから表現しました。キャラクターをワンちゃんにしたのも、ジェンダーが何にでも当てはまるよう見た人に委ねそれぞれの解釈ができるようという気持ちも込めています」と本ビデオについて説明しています。クレイロの魅力もたっぷり詰まった本リリックビデオ、お見逃しなく!
Clairo – Bags(Japanese Lyric Video)
RELEASE INFORMATION
Immunity
1. Alewife
2. Impossible
3. Closer To You
4. North
5. Bags
6. Softly
7. Sofia
8. White Flag
9. Feel Something
10. Sinking
11. I Wouldn’t Ask You