<FUJI ROCK FESTIVAL’14>
2014.07.26(SAT)
YOKO ONO PLASTIC ONO BAND@RED MARQUEE
最強バンドと共に繰り広げられた、唯我独尊なパフォーマンス
音楽ファンの間では、裏流行語大賞とも言えるほど話題になった「どんうぉり」。あの<グラストンベリー>の伝説を生で目撃したい! とワクテカしたフジロッカーは僕だけじゃなかったようで、レッドマーキーのフロアはほぼ満杯。のっけから期待通り(?)の奇声・嗚咽・絶叫をまき散らすヨーコさんの姿は御年81歳とは思えぬほどエクストリームで、現場からの実況ツイートがRTされまくり。みんな、ホントは見たかったんですな……。
とはいえ、小山田圭吾をはじめ大野由美子、あらきゆうこ、ネルス・クラインといった鉄壁すぎるバック・バンドが鳴らすアンサンブルは非の打ち所がないほど素晴らしく、なぜか英語MCがメインのヨーコさんもご満悦。ガレージ・ロッキンなナンバーと日本語の朗読が入り乱れ、離脱者も続出する中で投下された“Don’t Worry, Kyoko”では、「待ってました!」と言わんばかりの拍手喝采が巻き起こる。でも、予想以上にカッコ良いサイケ・アレンジに仕上がっていて、ちょっと拍子抜け(笑)。
ラストのメンバー紹介を、途中で本田ゆかさんに丸投げしたヨーコさんはどこまでも唯我独尊だったが、その真っ直ぐなメッセージは若いオーディエンスにも突き刺さった様子。長生きしてくださいね。
(text by UK)
Setlist
01.Don’t Stop Me
02.Waiting For The D Train/Why
03.Rising
04.Walking On Thin Ice
05.Higa Noboru
06.Open Your Box
07.O’Wind(Body Is The Scar Of Your Mind)
08.Unun To.
09.Don’t Worry Kyoko
10.Remember Love
11.It’s Been Very Hard
(photo by 横山マサト)