ユン様 / 消費者
長渕剛
<フジロック>は、日本が世界に誇るロックフェスティバルです。ということは、日本が世界に誇る『YAMATO』こと長渕剛しかいません。『長渕食堂』の長渕家黄金比率カルピスもセットで希望します。富士山麓(ふもとっぱら)の次は、<フジロック>です! 10万人の拳を苗場の空に突き上げます! 苗場で、俺たちで、朝日を引きずり出します!
長渕剛 乾杯 2016
森進一 with ONE OK ROCK
森進一が、元旦から遂にインスタグラムをスタートさせました。
そして、最近、ご子息のTaka率いるONE OK ROCKへ急接近しています。
ということは……? そうです。森進一 with ONE OK ROCKです。ONE OK ROCKのラウドなロックサウンドに乗せる森進一のハスキーでエモーショナルなハイトーンボイスでお届けする“おふくろさん”、“襟裳岬”は、MUSEレベルです!
1971 おふくろさん
ガチの希望として…マーク・ロンソン(Mark Ronson)バンドセット
バンドセットでのマーク・ロンソンでのパフォーマンスは、日本では実現されていません。それを<フジロック>で観ることができれば、何も言うことはありません。ただ、ブルーノ・マーズでの“Uptown Funk”は、実現しそうにありません……。でも、大丈夫! だって、先日、和田アキ子による“Uptown Funk”のカバーがリリースされたじゃないですか! 苗場で聴く、マーク・ロンソン・バンドをバックに従えた和田アキ子の“Uptown Funk”は最高に決まってます! そして、峰竜太、出川、勝俣らも、ステージにきっと駆けつけるはずです!
和田アキ子 – WADASOUL COVERS ~Award Songs Collection ダイジェスト
ガチの希望として…高岩遼 with G&G Miller Orchestra plays Frank Sinatra
ロックンロールバンド「ザ・スロットル」、HIP-HOPチーム「SANABAGUN.」のフロントマン、そして表現集団「SWINGERZ」の主宰も務める高岩遼ですが、ソロでは、一貫して自身のルーツであるジャズ・ボーカリストとして、スタンダードやブルースをパフォーマンスしています。その中でも、彼が愛するフランク・シナトラのカバーの数々は、本当に白眉です!!! <フジロック>最終日のヘッドライナー後に、グリーンステージで高岩遼 with G&G Miller Orchestraの“Come Fly With Me”を聴きたい!!!
ささやかな希望として…内田裕也(NEW YEARS WORLD ROCK FESTIVAL)
内田裕也、氏神一番、鮎川誠(SHEENA&THE ROCKETS)、白竜、カイキゲッショクのHIRO、etc……。NEW YEARS WORLD ROCK FESTIVALを苗場で! もちろん、1曲目は、みなさん総出による“サティスファクション”です。
石角友香 / 音楽ライター、エディター
ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)
これはかなりガチ予想も含めた期待なんですが、2018年の今、ヒップホップでもありある意味パンクでもある彼の楽曲とメッセージを日本が鎖国しちゃダメでしょ! という意味合いも込めて選びました。できればジェイムス・ブレイク、ザ・ウィークエンド、シザのブラックパンサー共演組も出てほしい!
宇多田ヒカル
『Fantôme』リリース以降の初ライブをぜひフジロックでやってほしい…ただそれだけです。小袋成彬との“Lonely One feat.宇多田ヒカル”も実現してほしい。さらにフランク・オーシャン、小袋くん、KOHHが順番にコラボするステージも見てみたいです! (フランク・オーシャンは<フジロック>に向けて新曲を共作してほしい、という完全なる私の妄想ですが)
Suchmos
ぶっちゃけトリ前なら今年、ありえそうな気もしますが、Suchmosはレベルミュージックなメンタルの上でエンタテインできる世界でも稀少なバンドだと断言します。特に今。こんなん、ミッシェルガンエレファントもブランキージェットシティーも、ジョー・ストラマーもやってないよって思います。
Suchmos “PINKVIBES” (Official Music Video)
津田昌太朗 / Festival Life,feslavit主宰
<フジロック>と同日程で開催されるNYの<パノラマ>にキラーズとザ・ウィークエンドを持っていかれたことを踏まえて現実的に考えると……。
ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)
<サマソニ>がチャンス・ザ・ラッパーを呼んでくれたので、<フジロック>のヒップホップ枠はケンドリック・ラマーを土曜の夜に降臨させてほしい。
アークティック・モンキーズ(Arctic Monkeys)orジャック・ホワイト(Jack White)
海外フェス事情を考慮し、ロック枠としてアークティック・モンキーズかジャック・ホワイトを金曜日に。何なら2組とも呼んでくれたら土下座。
パール・ジャム(Pearl Jam)
最後に、レジェンド枠はU2と悩んだものの、希望的観測も含めパール・ジャムの最終日大トリに一票。というわけで苗場で観たい3組は、ケンドリック! ジャック・ホワイト! パールジャム! (五七五)。とはいえ一番楽しいのは前夜祭なんですが。
Pearl Jam – Jeremy (Official Video)
杉山仁 / 音楽ライター
カニエ・ウェスト(Kanye West)
まずは2017年末にキッド・カディのライブに客演して約1年振りにライブに復帰したカニエ・ウェスト。彼は14年の<フジロック>で一度ヘッドライナーとしての出演が予定されていたものの、制作の遅れなどを理由にキャンセルした経緯があっただけに、その際のリベンジを果たして欲しいところ。
ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)
また、同じくヒップホップ勢では、13年の<フジロック>に出演したケンドリック・ラマーにも期待。『Good Kid, M.A.A.D City』を出してやってきたその年のホワイト・ステージでのライブは真裏がビョークとあってかなり閑散としていたのですが、圧倒的なスキルで度肝を抜いた後、フリースタイルで「これがヒストリーになる」と言い残して帰っていったのが印象的でした。今ならヘッドライナーとしての帰還もあるかもしれません。
アークティック・モンキーズ(Arctic Monkeys)、ヴァンパイア・ウィークエンド(Vampire Weekend)
そろそろ「より若い世代のバンドにヘッドライナーが増えてほしい!」という意味では、アークティック・モンキーズとヴァンパイア・ウィークエンド。アークティック・モンキーズは過去にサマーソニックで2度ヘッドライナーを務めているものの、前回のフジ出演時はコールドプレイの前に当たるセカンド・ヘッドライナーだっただけに期待したいです。また、ヴァンパイア・ウィークエンドは10年の傑作2nd『Contra』で、現代を予見するように「二項対立のどちら側にもつかない」(“I Think Ur a Contra”の歌詞。「どちらか一方だけを支持することはないし、二つのうちひとつを選ばない」)ことの大切さを歌っていました。それでなくとも、インディ・ロックからヒップホップ、クラシックまでありとあらゆる音楽のハブになれる彼らは、多くの人を巻き込んで会場を湧かせてくれるのではないでしょうか。
vampire weekend. I Think Ur a Contra
想い想いのフジロックが脳内で開催されている中、本当のヘッドライナー発表はもう目前! みんなの妄想は現実になるのか否か……!? 引き続き、今後の発表から目が離せません!
EVENT INFORMATION
FUJI ROCK FESTIVAL’18
2018.07.27(金),28(土),29(日)
OPEN 9:00/START 11:00/23:00 終演予定
新潟県 湯沢町 苗場スキー場
text&edit by mine