スタジオに入るとすぐに、デスク横の壁に張り出された大量の設定画を発見。そのひとつひとつに物語の舞台となる場所や登場人物の詳細が細かく記載されていて、全員がこのルールを共有して作画時のブレを防ぐとのこと。それがずらりと並ぶ風景は圧巻の一言……!
▲建物の規模感、生えている植物の種類、フェンスの高さまで決まっているという凝りよう。
▲登場人物の設定も精密。正面&横顔はもちろん、うしろ姿まですべて決まっています。
また、スタジオコロリド作品の特徴は、作画をデジタルで行っていること。「レイアウト」「原画」「動画」「仕上げ」「撮影」「編集」という行程を経て、アニメーションが作られていく。デジタルながら、どこかノスタルジックな世界観を躍動感のある動きで鮮やかに描くことが可能になるそう。
そんなひとつひとつの工程に、Galileo Galileiのメンバーも興味津々。「へええ」「すげえ」と口々に感想を言いながらフロアを進んでいく様子は、まさにクリエイターとして刺激を受けているような雰囲気。
▲手書きで描かれる背景も驚くほど緻密。『台風のノルダ』では背景はアナログのタッチにこだわっている。