ポイント③ インディーの魅力が詰まったアットホームな空間
大物から注目の新鋭まで、気鋭のインディー・アーティストがここまでまとめて観られる場所は夏フェスでもない限りそうはない。とはいえ、このイベントの最大の特徴は、各アーティストの持ち時間をたっぷりと確保して、来日公演に限りなく近いライヴが観られること。そして転換の時間もたっぷり取って、物販スペース、サイン会なども楽しめるアットホームな空間と、「ふらっと週末に遊びに行ける」雰囲気を大切にしていること。だからこそ「今日誰が出るの?」ぐらいのノリで行っても問題ない。いいと思えば会場でCDが買えるし、必ず観ておきたいアーティストは、会場にいる人に教えてもらえばいいのだ。
そもそも現在までに至るインディー・カルチャーとは、80〜90年代に地元密着型のレーベルやファンが制作したファンジンなどを媒介に、「このアーティストを広めたい」というファンの熱意や口コミで広がったもの。今や世界最大のネット音楽メディアとなったピッチフォークも、もとはと言えば米ミネアポリスの学生がインディー系ファンジンなどに共感して始めたブログだった。そんな雰囲気を共有するように、<HCW>は肩ひじ張らずに音楽をシェアできるハブのような存在になりつつある。だからこそ注目の新鋭をチェックするもよし、好きなアーティストを観に行くもよし。ここで音楽仲間と再会するのもいいし、いない人は思い切って会場で友達を作っちゃってください。かゆいところに手が届く刺激的なラインナップと過ごしやすい空間を兼ね備えたインディー・ファンお馴染みの“週末”は、いよいよ来月末!
(text by Jin Sugiyama)
タイプ別<HCW>お楽しみガイド
【ファッションピープル編】
さて、まずはファッション好きのあなたにもこの<HCW>、大変魅力的なイベントなのです! 何と言ってもオシャレさんの多さ。これ程までにお客さんの服装に色濃く傾向が現れるイベントも数少ないのではないでしょうか。言葉で説明するのにも限界があると思うので、Qeticがこれまでの<HCW>にて行ったファッションスナップをぜひ参考にしてみてくださいね♪
また、物販エリアに並ぶアーティストのTシャツ、トートバッグ等のグッズのクオリティの高さたるや郡を抜いています。それもそのはず。<HCW>ではイベント毎にファッション・ブランドTOGA(トーガ)とコラボしたライン=HOST(Hostess Outfit Serviced by Toga)や、日本におけるTシャツ製造の先駆けと知られる久米繊維の高品質なボディを使用したHostess Club Wearといったブランドが、イベント毎にイベントやアーティストとのコラボアイテムを発売しているのです。<HCW>で好きなバンドを見つけて、Tシャツを購入するってのもアリですよ!
★「悩んでいたら結局買えなかった〜!」なんて人はHostess Club Shopもドウゾ。会場で販売していたアイテムは、後日オンラインショップでも購入可能なんですヨ!