ポイント② 超人気アクトやシーンの‟いぶし銀“も集結。

一方、歴代出演者の中には海外で順調にキャリアを積みつつも、日本との人気の落差もあり待望の初来日となったアーティストも。その代表は90年代に一世を風靡したエレファント6のニュートラル・ミルク・ホテルで、13年11月に<HCW>のヘッドライナーを務めると、14年の<コーチェラ>にも好スロットで登場。

他にもオッカーヴィル・リヴァーエフタークラングといった中堅が続々と<HCW>で初来日していて、「かゆいところに手が届く」<HCW>のイメージはこうしたラインナップによる部分も大きい。今回の出演者で当てはまるのはNYのSSW、ジョーン・アズ・ポリス・ウーマン。08年にプロモ来日&ミニ・ライヴはしたものの、日本での正式なステージは今回が初となる。

Joan As Police Woman -”Holy City”

また、海外でもフェスの主要スロットを任される新旧の人気アクトがヘッドライナーや準トリを務めるのも<HCW>。今回は13年のフジロックでホワイト・ステージ最終日の準トリを務めたキャット・パワーブロンド・レッドヘッドをヘッドライナーに、シミアン・モバイル・ディスコなどライヴに定評のある面々が揃った。残る1組はまだ発表されていないものの、個人的には新作が素晴らしかったウォー・オン・ドラッグス、5月に新譜(国内盤)を発売するブラッド・オレンジやオーウェン・パレット、チューンヤーズ辺りに期待。もしくは輸入盤のみの発売ながら新譜(とへんてこな踊り)が海外で好評なフューチャー・アイランズや、新作が全英1位になったカイザー・チーフスが来てくれれば盛り上がると思うのだけど、果たして……?

The War on Drugs -”Red Eyes”

ポイント③ 予習なしでもOK! インディーの魅力が詰まったアットホームな空間