ジム・オルーク(Jim O’Rourke)待望のニューアルバム『sleep like it’s winter』が〈felicity〉の兄弟レーベル、〈NEWHERE MUSIC〉より世界に向けて発売決定!
発売は6月6日(水)。本作はソロとして2015年の『シンプル・ソングス』以来となる。また、46分1曲のインストアルバムになることも明かされた。
ジム・オルーク
『sleep like it’s winter』
「いつまでもこの音の中に埋もれていたい」
緩やかに、その音の魅力にとり憑かれるニューアルバム『sleep like it’s winter』。私たちへ常に新しいヴィジョンを突きつける、ジム・オルークの次章の始まりである。
2015年にリリースした『Simple Songs』が海外音楽メディアでベスト・アルバムに選ばれるなど、新たな音楽ファンを獲得し、そのキャリアを通して名作を作り続ける音楽の申し子ジム・オルーク。2018年、またも傑作と呼ぶにふさわしい最新作が到着した。
『sleep like it’s winter』と名付けられた今作は、46分1曲のインストゥルメンタル・アルバムとなっている。『Bad Timing』、『The Visitor』という名盤からの続く物語と感じる人もいるかもしれない。またある人には『I’m Happy, and I’m Singing, and A 1,2,3,4』、『Happy Days』という時代を代表する電子音楽アルバムの最新形として耳に響くかももしれない。
しかし、ここから聴こえるのは、(これまでの彼の作品がそうだったように)全く新しいジム・オルークの音楽である。
この数年で録り貯めたシンセ、ペダルスティール、ピアノなどの音を、精緻を極めた工芸品のように一つの作品へとまとめた今作は、顕微鏡を覗き込み、かすかな輝きさえも掴み損ねないように、ある決定的な瞬間を46分の時間で表現しているかのような作品へと仕上がっている。まるで彼が愛する映画のような手法を用いて、音楽というフォーマットでしかできない魔法をかけるのだ。
電子音楽、アンビエント、ミニマルミュージック・ファンから、ロック・ファンにまで幅広く賛辞を浴びることはもちろん、このアルバムを聴き終えて初めて、ブライアン・イーノ、クリスチャン・フェネス、オウテカなど、電子音楽を代表する音楽家とは違った価値観、独自の導き方で完成に至った音楽であることを感じていただけるであろう。
そして今作の最も稀有な点は、誰の心にもすっと届き、崇高でありながらも親しみやすいポップミュージックに仕上がっていることである。電子的な軽音楽=エレクトロニック・ライト・ミュージックを標榜する新レーベル、〈NEWHERE MUSIC〉から世界に向けてリリースするにふさわしい、ジム・オルークの次章の始まりとなるアルバムである。
RELEASE INFORMATION
sleep like it’s winter
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2018.06.06(水)
ジム・オルーク
PECF-1152 NWM-002/¥2,300+tax
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