現代三大ギタリスト、ジョン・メイヤー新作発売記念！ そのプレイボーイっぷりなど豆知識をお届け！！

【歌は厳禁！ 酷な病がジョン・メイヤーを襲う！】

そんなゴシップネタで世間を騒がせ続けながらも、彼がこれほどの人気を保ち続けているのは、やはり、ミュージシャンとしての実力、センスが、誰よりもずば抜けているからこそ。しかしそんな彼に、2011年、病が襲った。突然、喉の不調を訴え、喉の肉芽腫との診断を受けたのである。これによって当面の間歌うことは禁止され、トニー・ベネットと出演予定だったLAでのライブ等も中止に。しかし彼は逆境にも負けず、2012年夏、『ボーン・アンド・レイズド』をリリース。だが、その後も経過は順調とは言えず、2度目の喉の手術を受けた後は、ツアー／プロモーション活動等全てのキャンセルを再び余儀なくされていた。一時はこれまで通りの声が出なくなってしまったと語っていたジョン。しかし、彼の音楽人生は、そう簡単に終わるはずは無い。その努力と音楽への情熱によって「失った声」を取り戻し、通算6作目のスタジオ・アルバム『パラダイス・バレー』を完成させたのだ。先行シングル“ペーパー・ドール”は、心地よいミッド・テンポ・トラックに、ソウルフルなジョン・メイヤーの声が優しく響く、まさに奇跡の新曲。内省的な歌詞、情感溢れるメロディ、メロウ＆スモーキーなヴォーカル、同業者も絶賛するギター・プレイ…。B.B.キング、エリック・クラプトンからアリシア・キーズ、ジェイ・Zまで、ジャンル、国境、世代を超えて多くの人々を惹き付けてやまないジョン・メイヤーは、まさに奇跡の復活を遂げたのである。いよいよ到着するこのアルバムに、じっくりと耳を傾け、あらためてジョン・メイヤーの魅力を深く掘り下げてみてはいかがだろう。

（text by NKMGR5）

“ペーパー・ドール”

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