ビートメイカー/ラッパーとしてAru-2とのコラボレーションや〈OILWORKS〉からのリリースが好評を博し、またライブペインティングや壁画等の制作も注目される北九州在住のアーティスト・lee(asano+ryuhei)の個展<YENO>が2月28日(月)から3月5日(土)までの期間、ANAGRAにて開催される。
オープニングパーティにはKILLER-BONGやNAGAN SERVER、Hi’Spec、岡崎絶太郎、AI.Uらが出演。唯一無二な表現との対峙を求めている方、何かしらの刺激を求めている方、オープニングパーティのラインナップにすこしでもピンときた方は、本個展をくれぐれもお見逃しなく。
lee(asano+ryuhei)──<YENO>
lee(asano+ryuhei)は北九州在住のアーティストです。
繊細かつ自由な曲線から生まれるドローイングや、彼自身が生み出したオリジナルの文字を、落ちているものや古物など平面立体問わずさまざまな媒体に落とし込むことで独特の佇まいを生むそのスタイルは常に変化し、常に自由です。
彼は音楽シーンにおいてもビートメイカーやラッパーとして知られています。
ヒップホップの文脈における「サンプリング」の手法は彼の音楽や過去の作風からも感じ取れますが、近年の作品では既存の絵画を「サンプリング」し、ドット絵に変換したものを手作業で1マスづつ塗りつぶすことによって一枚のビジュアルを生み出すというスタイルに変化しました。
この異様なスタイルは、彼の中である種のルールを作ることで新たな自由をもたらしました。
今回の個展では、今までの表現方法を経てさらに変化し、一層自由になった彼が、今回掲げるYESでもNOでもない言葉「YENO」のもと、どんな作品を生み出しどんな自由を見せてくれるのか。
画面を隔てては伝わらない彼の表現を東京で見られる貴重な機会となります。
是非会場へ足をお運び下さい。
お待ちしております。
YENO
YESでもNOでもない。
あれでもこれでもない。
白でも黒でもない。
あいまいではっきりしない。
それは終わりであり始まりである。
lee(asano+ryuhei)
北九州在住のミュージシャン/アーティスト。
ドローイング的な技法でさまざまな画材/素材を組み合わせ、多種多様な作品を制作している、ライブペインティングや壁画等も制作するアーティスト。バンコク、福岡、京都、東京など各地のアートスペース、ギャラリー等にて個展、グループ展で作品を発表している。2019年には東京・半蔵門にあるアートスペースANAGRAがキュレーションしたNIKE KICKS LOUNGE OMOTESANDOにて行われている企画“NIKE BY YOU”に今後期待される12人のアーティストの一人としてセレクションされ作品を発表した。
また、音楽シーンでもその名は広く知られており、サンプリング/サウンドコラージュの分野では海外からも注目を集めている。
2014年には未発表音源を含むビート・コレクション・アルバム『hone』や東京の奇才ビートメイカーのArμ-2とのコラボレーション作『TANHA』を発表。世界で最も影響力のある音楽メディア『Pitchfork』で取り上げられるなど、ビートメーカーとして高い評価を得ている。2020年1月にはOILWORKSより「none」がリリースされ好評を博している。
EVENT INFORMATION
lee(asano+ryuhei)solo exhibition
“YENO”
2022.02.28(月)〜03.05(土)
ANAGRA
OPEN HOUR
Weekday 15:00-22:00
Holiday 14:00-21:00
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