Ryoji Ikeda発案の元、WWW Xにて10月19日(土・深夜)開催となるフィンランドの巨星Mika Vainioのトリビュート・イベントの最終追加発表にて、DOMMUNEの宇川直宏がまさかのモジュラー&DJセットでトリビュート・セットを披露することが発表された。
本公演には、Mika Vainioとコラボレーション・ライブも行った同世代のRyoji IkedaとAlva Notoとのユニットcyclo.の8年ぶりの東京公演が実現。DJにはここ数年欧州やアジア圏でもツアーを行い、ベルリン新世代による実験電子音楽の祭典Atonalにも所属する行松陽介と、DJ Nobu率いる〈Future Terror〉のレジデント/オーガナイザーであり、プロデューサーでもあるHarukaがラインナップ、そしてDOMMUNE/現代美術家の宇川直宏が貴重なモジュラー&DJセットで参加、各々のトリビュート・セットを披露する。
ピュアなエレクトロニクスによる星空のように美しい静閑なサウンドス・ケープから荘厳なノイズと不穏なドローンによる死の気配まで、サウンドそのものによって圧倒的な個性を際立たせるMika Vainioが描く”極限”の世界が実現する。
cyclo -LIVE @ TAICOCLUB’11
Mika Vainio
テクノイズ、接触不良音楽、ピュア・テクノ、ミニマルとハードコアの融合、といった形容をされながら、90年代初期にIlpo Väisänen(イルポ・ヴァイサネン)とのデュオPan Sonicの結成と同時に自身のレーベル〈Sähkö〉を立ち上げ、本名名義の他、ØやPhilusといった名義で、インダストリアル、パワー・エレクトロニクス、グリッチ、テクノ、ドローン、アンビエント等の作品を多数リリース、アートとクラブ・ミュージックのシーンをクロスオーバーした実験電子音楽のパイオニアとして、2017年の逝去後も再発や発掘音源のリリースが続き、新旧の世代から未だ敬愛され、後世に絶大な影響を与える故・Mika Vainio(ミカ・ヴァイニオ)。
本公演では昨年音源化が実現し、〈noton〉よりリリースされたMika Vainioとコラボレーション・ライブも行ったRyoji Ikedaの発案の元、Mika Vainioのトリビュート企画が実現。同じくそのコラボレーション・ライブに参加し、〈noton〉主宰のCarsten Nicolai(Alva Noto)が来日し、2人のユニットcyclo.では8年ぶりとなる東京公演となる。
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追悼:MIKA VAINIO(Red Bull)
R.I.P. Mika Vainio ミカ・ヴァイニオ、追悼。(ele-king)
関連リリース情報
Mika Vainio + Ryoji Ikeda + Alva Noto – Live 2002(noton 2018)
Alva Noto、池田亮司、ミカ・ヴァイニオ。世界の電子音響~エクスペリメンタル・シーンに多大な影響を及ぼす巨星3人による2002年のコラボレーション・ライブが初音源化。
http://www.inpartmaint.com/site/22925
EVENT INFORMATION
WWW & WWW X Anniversaries “Mika Vainio Tribute”
2019.10.19(土・深夜)
OPEN 24:00 / START 24:00
WWW X
ADV ¥4,300(税込 / オールスタンディング)
cyclo.(Ryoji Ikeda + Carsten Nicolai)
Yousuke Yukimatsu
Haruka
Ukawa Naohiro(DOMMUNE)
一般発売:9/21(土)
e+ / ローソンチケット / チケットぴあ / Resident Advisor
※20歳未満入場不可・入場時要顔写真付ID / ※You must be 20 or over with Photo ID to enter.