アンダーソン・パーク(Anderson .Paak)&ノレッジ(Knxwledge)による西海岸ドリーム・ユニット、ノー・ウォーリーズ(NxWorries)が新曲“Where I Go”を10月19日に〈Stones Throw〉からリリースした。客演には、輝かしい歌声でグラミー受賞経歴も持つ世界的歌姫、H.E.R.が参加。ノー・ウォーリーズとしては2016年のデビューアルバム『Yes Lawd!』以来、6年ぶりに発表したシングル曲となる。また、同時公開されたMVは、アンダーソン・パークがデイレクターを務め全3名が出演した。
“Where I Go”は2020年のロックダウンの最中に書かれ、シタールが奏でるスムーズなメロディーの上で、パークは世界中を飛び回るアーティストが抱える人間関係の難しさを描いた。「大切ない人のことを常に考えている」と歌うパークに対し、H.E.R.が辛辣に返答。両者の圧倒的な表現力を堪能することができる1曲になっている。
NxWorries(Anderson .Paak & Knxwledge)- Where I Go feat. H.E.R.
ノー・ウォーリーズ、最高のカムバック
ブルーノ・マーズ(Bruno Mars)とのプロジェクト、シルク・ソニック(Silk Sonic)での活躍、スーパーボウル・ハーフタイムショーへの出演やBTSとの共演など、スターダムを駆け上るアンダーソン・パーク。そして2020年に傑作『1988』を発表、今年9月にはJ.ロック(J.Rocc)とともに来日ツアーを行ったばかりのノレッジ。ブレない活動指針がファンの胸を打ち、ヒップホップ・ビートシーンから圧倒的な支持を集めている。
2014年、2人はTwitterで出会う。ノレッジがパークにビートを送ったその翌日、パークは“Suede”を完成させた──そうして、ノー・ウォーリーズは結成された。“Suede”という〈Stones Throw〉から発表したバンガーで人生を一転させた2人が、最高峰のゲスト・H.E.R.とともに帰還。このコラボレーションが事件的ということだけでなく、2022年のベストジャムを同レーベルからリリースすることにも大きな意味がある。そして、現在ノー・ウォーリーズの2人はさらなる楽曲を制作中とのことだ。