Oneohtrix Point Neverが新曲“Lost But Never Alone”のMVを明日公開！映画『グッド・タイム』のジョシュ＆ベニー・サフディ兄弟が監督

ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー（Oneohtrix Point Never、以下OPN）の最新アルバム『Magic Oneohtrix Point Never』が国内外の主要メディアから称賛を集め、2020年を象徴するアルバムとしての評価を高めている。そしてこの度、収録曲“Lost But Never Alone”のMVが、OPNのYouTubeチャンネルにて11月13日（金）04：00より一般公開されることに。

Oneohtrix Point Never“Lost But Never Alone”のMVが明日公開！

本MVはジョシュ＆ベニー・サフディ兄弟が監督を務めており、カルト音楽／カルト映画に対する深い造詣と愛情が詰め込まれた作品となっている。

サフディ兄弟は、2017年公開の映画『グッド・タイム』（原題：Good Time）、2019年公開の『アンカット・ダイヤモンド』（原題：Uncut Gems）の監督としても知られている。そして両作品では、OPNことダニエル・ロパティンが映画音楽を担当。彼らによるコラボレーションは、音楽界／映画界でも大きな注目を集めている。

またジョシュ・サフディは、楽曲“Lost But Never Alone”について以下のコメントを寄せている。

ノスタルジアは温かくもあり、深く憂鬱でもある。それは愛と憎しみの関係だ。感情そのものが心を揺さぶる。“Lost But Never Alone”は、常に過去から意味を引き出したいという我々の願望と、それを別の何かで突破したときの達成感を映し出した、怪物のような作品だ。
　
パンデミックが発生したとき、ダンと僕は昔のB級ラジオ番組の音源を一緒に聞いていたんだ。曲全体を再生すると発生する著作権の問題を回避するようにカットアップして編集しながらね。その結果、ラジオの断片をつなぎ合わせた40分におよぶ音源ができたんだ。興味深いことに、使ったラジオ局の一つは「Beautiful Music」と呼ばれていた。
　
完成したアルバムを聴くと、スティーブ・ライヒのようなカットアップやラジオ音源の亡霊のようなサウンドの虜になったよ。その感覚が大好きなんだ。僕はこのアルバムが大好きで、特にこの曲は、悲しみ、怒り、孤独、創造性、そして勝利を得たときの深い感覚で満たしてくれる。僕らはみんな途方に暮れている、でも決して一人ではないんだ。

ジョシュ・サフディ

なお“Lost But Never Alone”のMVは、Twitchにて本日プレミア公開され、OPNによる特別ラジオ番組『DEPRESSIVE DANNY’S WITCHES BORSCHT VOL.2： THE RECKONING』も合わせて放送された。

またOPNは、アメリカの人気TV番組『The Tonight Show with Jimmy Fallon』に先週初めて登場した際、ネイト・ボイス、イーライ・ケスラーを迎えた3人編成で、アルバム収録曲“I Don’t Love Me Anymore”のバンド・パフォーマンスを披露した。こちらの映像は現在公開中なので、是非チェックしてみて欲しい。

Oneohtrix Point Never： I Don’t Love Me Anymore