<REDLINE>とは……限界を越え、すべての境界線を無くすことを目的とする活動体 —〈運命を一夜で変えることはできないが、あなたが進む方向は、一夜で変えられる〉との、そのイベントコンセプト通りのラインナップで、他とは違った共有体感を味あわせてくれる<REDLINE TOUR>。毎度、存知のバンドはもとより知らなかったジャンルや音楽性、アーティストに出会わせてくれるのも楽しみなイベントだ。

年を追うごとの規模の拡大や趣向の面白さも特筆したいこの<REDLINE TOUR>。昨年の10日連続開催にも驚かされたが、今年の<REDLINE ZEPP TOUR 2014>と銘打たれた、東名阪で大箱のライヴハウスで行う発表にも驚かされた。しかもそのメンツも、10月28日(火)の大阪はZEPP NAMBA がFACT、10月29日(水)のZEPP NAGOYA がクリープハイプ、そして10月31日(金)のZEPP TOKYOがMY FIRST STORYと、どれも1アーティストだけでも箱が満杯になること必至なラインナップ。その上、付いていたand moreが、更に興味を惹いた。そして、その第二弾がこの度、発表された。

気になるその共演陣は、大阪がSHANK、EGG BRAINのメロディックパンク勢、名古屋には、KANA-BOON、tricotといった、ロック・アルティメットなバンドたちが。そして、東京では、COUNTRY YARD、04 Limited Sazabysといった、こちらもメロディックパンク勢が饗宴を果たす。加え、大阪と東京では、間を更に盛り上げるべく、モデル、DJとしても活躍している中田クルミがDJとして登場。EVILに会場が盛り上げてくれる。

中田クルミ

興味深いラインナップが並んだ今回の<REDLINE ZEPP TOUR 2014>。今年はあえて主催の〈JMS〉の基本である、“ロック”や“(アティテュード的な)パンク”に特化させた印象を受けた。とにもかくにも、今年も御目当てのバンドはもとより、新しい発見や感動共有が出来そうなこの<REDLINE ZEPP TOUR 2014>。野外の開放感では味わえない、ライヴハウスならではの密閉感の中、繰り広げられる音の饗宴と不思議な共有体験。さぁ、今年もそのラインを飛び越えて、ロックの海にダイヴせよ!

第二弾SPOT

REDLINE ZEPP TOUR第ニ弾出演アーティスト

●SHANK

庵原将平(Vo.&B.)、 松崎兵太(G.&Cho)、 池本雄季(Dr.)からなる長崎在住の3ピースメロディックバンド。2008年10月、シングル『RESTART』でCDデビュー。同年12月、1stミニアルバム『From tiny square room』を発売。全国各地をくまなく回るライヴロードと並行し、これまでに3枚のフルアルバムを発表。いずれもインディチャートの上位に送り込んできた。2013年12月にリリースした3rdアルバム『Baitfish Attitude』では、従来の彼ら像を裏切ることなく、且つ新しいテイストを自らに導き、これまで以上の伸びシロを我々に提示してくれた。

予習にオススメ! MV“Lave and Hate”

●EGG BRAIN

ワンフレーズだけで解る抜群のメロディーセンスとデビュー作以降、リリースした作品その全てがスマッシュヒットを記録してきた、薬師ジョーイ(G.&Vo.)、田畑邦彦(B.&Vo.)、若狭雄太(Dr)による3ピースメロディックパンクバンド。2007年1月に結成。2008年10月、1stアルバム『What’s gonna come out』をリリース。デビュー作ながら、いきなりインディーチャート4位を記録する。過去にSUM41、OFFSPRING、NO USE FOR A NAME等数々の海外アーティストとの共演も果たし、その確かなメロディメイクと洋楽趣向の高い音楽性はジャパニーズライヴバンド好きはもとより、洋楽ファンにまでしっかりとアピールしている。

予習にオススメ! MV““MUZIC”

次ページ:KANA-BOON、tricot、COUNTRY YARD、04 Limited Sazabysを紹介!