2011年に創業したグラスゴーのオーディオブランド・RHA。同社のワイヤレスイヤホン「MA650/750 Wireless」は、販売開始以来ハイエンドのワイヤレスイヤホンの定番のひとつとして一般量販店、専門店、アパレル系ショップなどで人気を拡大。
この4月には新色となる「MA650 Wireless White」が国内でもお披露目され、魅力的なカラーバリエーションが加わった。ワイヤーの混線を気にすることなく、手軽に音楽を連れ出せるワイヤレスイヤホンは、日々のリスニングからフェスの予習まで、あなたの音楽ライフをさらに充実させてくれるはず。
今回は英国生まれの「MA650/750 Wireless」シリーズにちなんで、日本の夏フェス<SUMMER SONIC 2018(以下、サマソニ)>、<FUJI ROCK FESTIVAL ’18(以下、フジロック)>、<TAICOCLUB’18(以下、タイコクラブ)>のラインナップからイギリス出身の注目アーティストをピックアップ。
「MA650/750 Wireless」シリーズの性能と合わせてその魅力を紹介。記事の最後にはQetic編集部が選曲したプレイリストも公開! 「MA750 Wireless」「MA650 Wireless」「MA650 Wireless White」を手に入れて、フェスの予習に活用してみて欲しい。
SUMMER SONIC 2018(サマソニ)
ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ(NOEL GALLAGHER’S HIGH FLYING BIRDS)
オアシス(Oasis)のメイン・ソングライターとして活躍後、ソロ転身後も精力的に作品をリリースするUKロック屈指の御大は、昨年最新作『フービルト・ザ・ムーン?』をリリース。前作制作中にはじまったデヴィッド・ホルムス(DAVID HOLMES)との制作作業に焦点を当て、エレクトロニックな質感も飲み込んだサイケグルーヴと持ち前の歌心を活かしたサウンドを手に入れた。ライブではよく“Don’t Look Back in Anger”や“Wonderwall”といったオアシスの楽曲も披露するため、今回の<サマソニ>でのライブも新旧の楽曲による観客の大合唱が期待できそう。
Noel Gallagher’s High Flying Birds – Ballad Of The Mighty I
ザ・シャーロックス(THE SHERLOCKS)
2010年にシェフィールド出身の2兄弟で結成された4人組。キングス・オブ・レオン(Kings of Leon)や再結成以降のザ・リバティーンズ(The Libertines)のアリーナ・ツアーのサポート・アクトに抜擢されるなどして注目され、デビュー作『Live For The Moment』リリース後の2018年1月には来日公演も敢行した。ザ・ジャム(The Jam)やザ・クラッシュ(クラッシュ)を筆頭にした英国伝統のロック・バンドの系譜に連なりつつ、同時に新人らしからぬスタジアムを連想させるサウンドで人気を獲得。“Chasing Shadows”を筆頭にしたアンセミックな楽曲の数々でメイン・ステージを盛り上げてくれるはず。
ドリーム・ワイフ(DREAM WIFE)
ブライトンのアート・カレッジで出会ったメンバーで結成されたガールズ・パンク・ポップバンド。ギターとドラムが生み出す切れ味鋭いグルーヴやアート性の高いパフォーマンスでビキニ・キル(Bikini Kill)やスリッツ(The Slits)、ヤー・ヤー・ヤーズ(Yeah Yeah Yeahs)といった歴戦のバンドの系譜にある新人として注目されている。2018年に入ってセルフ・タイトルのデビュー・アルバム『Dream Wife』をリリース。今回の<サマソニ>出演が初めての来日公演となる。
フレンドリー・ファイアーズ(FRIENDLY FIRES)
00年代後半のエレクトロ×インディのクロスオーヴァー期に登場し、ダンス・フロアへの愛をめいっぱい詰め込んだロマンティックな音楽性で人気を博したフレンドリー・ファイアーズは、2018年に入って単独名義では約7年ぶりの復活シングル“Love Like Waves”を発表。相変わらずフロア・ラヴァーを躍らせること間違いなしの新たなキラー・チューンを引っ提げて、<サマソニ>のソニック・ステージにやってくる。
ペール・ウェーヴス(PALE WAVES)
The 1975やウルフ・アリス(Wolf Alice)を世に送り出した英注目レーベル〈Dirty Hit〉発、彼らに続いてUKで注目を集めているのが、「BBC Sound of 2018」を筆頭に様々な期待の新人リストに名前が挙がっているマンチェスターのインディ・ポップ・バンド、ペール・ウェーヴス。The 1975のマシュー・ヒーリー(Matthew Healy)とジョージ・ダニエル(George Daniel)がプロデュースしたデビュー・シングル“There’s A Honey”や“Television Romance”などを筆頭に80’sポップ~ニュー・ウェイヴの要素も取り入れた切なくポップなサウンドが支持され、今年2月にリリースしたEP『All The Things I Never Said』はフィジカル/ヴァイナル・チャートで全英1位を記録した。
Pale Waves – Television Romance
ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン(BULLET FOR MY VALENTINE)
ウェールズが生んだ“00年代最高のUKメタル・バンド”ことブレット・フォー・マイ・ヴァレンタインは<サマソニ>1日目のマウンテン・ステージに登場。今年6月には16年末以来新たなパートナーとなった〈スパインファーム・レコード(Spinefarm Records)〉に移籍後初となる最新アルバム『グラヴィティ』をリリース予定とあって、新旧の楽曲を織り交ぜた横綱相撲を見せてくれるはず。
ザ・シャーラタンズ(THE CHARLATANS)
90年代の活躍以降もメンバー・チェンジなどを経て活動を続け、今やUKロック・シーンのいぶし銀的な存在になった感覚もあるウエスト・ミッドランズ出身の4人組は、<サマソニ>1日目のソニック・ステージに登場。2013年に結成以来のドラマー、ジョン・ブルックスを脳腫瘍で失うも、それを乗り越えて完成させた現時点での最新作『Different Days』には、ジョニー・マーやポール・ウェラーを筆頭にUKロック・レジェンドが多数参加したことも話題に。
トム・ミッシュ(TOM MISCH)
ノヴェリスト(NOVELIST)やロイル・カーナーといったUK新世代ラッパーとの交流でも知られ、グライム、ジャズ、アフロ・ミュージックなどが交差する現在のUKのストリートを象徴する人物のひとり、トム・ミッシュ。ブルース、ジャズ、ヒップホップをブレンドしたビート・ミュージックを鳴らすロンドンのビートメイカー/プロデューサー/SSWである彼は、2018年4月にデビュー・アルバム『Geography』をリリース。今年の<サマソニ>出演アーティストの中でも特に「この機会に観ておくべき」と話題になっている存在と言えるだろう。
ジョルジャ・スミス(JORJA SMITH)
今年<サマソニ>に出演するアーティストの中でも「このアーティストは絶対に見ておきたい」最注目新人といえば、このジョルジャ・スミス。ディジー・ラスカルの“Sirens”をサンプリングしたデビュー曲“Blue Lights”をドレイク(Drake)が絶賛し、彼のUKツアーに帯同。さらに2017年の『More Life』に2曲フィーチャーされたことで話題に。2018年に入ってもケンドリック・ラマーがプロデュース&キュレーションを務めた『Black Panther: The Album』に参加するなど、音楽シーンのキーマンから熱い注目を集める次世代ディーヴァ。
Jorja Smith – Blue Lights | A COLORS SHOW
クリーン・バンディット(CLEAN BANDIT)
2015年の<サマソニ>にも出演し観客を湧かせたクリーン・バンディットが今年は<ソニマニ>に出演。クラシックとEDM以降のクラブ・ミュージックをブレンドした音楽性の斬新さはデビュー作『New Eyes』から4年経った今も健在で、2018年1月には来日公演を行ない、デミ・ロヴァートを迎えた最新シングル“Solo”も発表。“Solo”は近年の音楽シーンのトレンドのひとつ、ダンスホールを彼ら流に解釈した楽曲になっている。
コスモ・パイク(COSMO PYKE)
ブルース、ジャズ、ヒップホップ、ネオ・ソウルを取り入れた音楽性で人気を集めるサウスロンドンのコスモ・パイクは、2018年4月のイベントでの初来日に続いて早くも<サマソニ>への出演が決定。2017年にリリースされて話題になった“Chronic Sunshine”を筆頭にレイドバックしたサウンドを持って2日目のビルボード・ジャパン・ステージに出演する。2016年にフランク・オーシャンの“Nikes”のMVに出演したことも話題に。
アンクル(UNKLE)
〈Mo’ Wax〉の創始者ジェームス・ラヴェル(JAMES LAVELLE)による音楽プロジェクトは、2017 年に7年振りの最新アルバム『The Road: Part1』をリリースして深夜帯の<SONICMANIA(以下、ソニマニ)>に出演。プライマル・スクリーム(Primal Scream)のアンドリュー・イネス、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ(Queens of the Stone Age)のトロイ・ヴァン・リーウェン、マーク・ラネガン、ザ・デューク・スピリット(The Duke Spirit)のリエラ・モスらが参加した作品の世界観をライブでどう表現するのかにも注目が集まる。
ウルフ・アリス(WOLF ALICE)
若手ロック・バンドがなかなか商業的には苦戦しているここ何年かのUKシーンにあって、過去2作がそれぞれ全英2位を記録するなど、ロイヤル・ブラッド(Royal Blood)とともに若手UKロック勢を引っ張る存在となっているウルフ・アリス。彼女たちは深夜帯の<MIDNIGHT SONIC>に出演。フォーク~トラッドからハード・ロックまでを横断する両極端な音楽性の幅をより進化させた新作『Visions Of A Life』の楽曲を交えた最新セットに期待!