<FUJI ROCK FESTIVAL’17>
2017.07.28(FRI)
Rhye@FIELD OF HEAVEN

2013年、昼間のレッド・マーキーに登場し、ダークホース的に絶賛をかっさらっていったRhye(ライ)

“Open”と“The Fall”がインターネットで発表されたときから、正体不明のバンドとして騒がれていたライ。前回の<フジロック>来日では、演出で照明の使用をなるべく抑えていたために、ボーカルのマイク・ミロシュの姿がライトアップされた途端、その美しい歌声とのジェンダーギャップに仰天して「男かよ!」と、思わず、こぼしてしまった人もいたほど。

4年ぶりになる今回はヘブンのトリということで、雰囲気も空気感もバッチリでのパフォーマンスとなった。午後から降り始めた雨の影響で足元はドロドロ、少し肌寒い、<フジロック>の夜らしい外的環境ながらも、集まる人は少なくなかった。サウンドチェックからすでにマイクの声が響いており、定刻でバンドメンバーが登場、サウンドチェックから流れるように自然とパフォーマンスが始まっていった。

オープニングナンバーは”Verse”、甘美な声とタイトな演奏が一瞬でドリーミーな気分へと引っ張っていく。盛り上がりどころである”The Fall”のトロンボーンソロがカットされていたりと焦らされる箇所もあったが、それをも良しとしてしまう演奏の艶めかしさがあった。

デビュー作『Woman』からだけでなく、7月に発表されたばかりの新曲“Please”や“Summer Days”も演奏し、次の来日でのセットがどのように変わっていくのか、非常に楽しみにさせるパフォーマンスであった。

【フジロックライブ&フォトレポ】ライ、甘美で夢のようなステージ。新曲も披露! Rhye-170824_1-700x467

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RELEASE INFORMATION

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photo by 横山マサト
text by Qetic・船津晃一朗