「新しいBoomの創造」を目的にMusicを通じて様々な分野へセツゾクする新たな表現の場・トレンドを発信するカルチャーパーティー<SETSUZOKU>。今年は2日間開催と過去最大規模となる当イベントだが、先日第二弾ラインナップとしてTOKYO No.1 SOUL SETや高木完らが出演することも発表され、ますますイベントへの期待値は上がるばかりだ。

Qeticでは今回<SETSUZOKU>開催にあたり、主催者である西堀純市氏にインタビューを遂行。イベントのテーマから豪華メンツのブッキング、そして西堀氏にとっての成功とは……? また、開催に向けて各アーティストを動画&プロフィールで紹介! これを読んで当日に備えるベシ!!

目次:
1.西堀氏インタビュー
2. DAY1出演アーティスト 動画&プロフィール紹介
3. DAY2出演アーティスト 動画&プロフィール紹介
4. ペインターやVJ、豪華コラボグッズ情報!

Interview:SETSUZOKU(主催者 西堀純市氏)

――まずはこの<CULTURE PARTY SETSUZOKU 2014>開催についてお伺いしたいと思います。開催するに至った経緯や、その際に考えていたヴィジョンなどを教えてください。

昨年、<SETSUZOKU>を開催して来て1年の最後に〈メジャー・フォース〉の25周年を手掛けさせて頂いた後、「次は何やるの? もうやる事ないでしょ?」と多くの方から聞かれたのですが、確かに「次は何をしよう?」と改めて考え始めたのがきっかけです。何も考えていなかった訳ではないですが、とにかく昨年は走った感があって、少し完全燃焼していたので。以前から、自分のビジョンに変わりはなく、フェスではない、フェス規模のパーティーを創るのが目的です。その先にも展望はまだまだ有りますが、まずはその実現への一歩として動き出したのが<SETSUZOKU 2014>です。

――<SETSUZOKU>は “「新しいBoomの創造」を目的に極上の音楽を通じて様々な分野へ『セツゾク』する”をイベントのテーマに掲げています。音楽のみではなくアート・映像・ファッション等、様々なコンテンツが重なり合うイベントとなっていますが、開催にあたって特に気をつけていることや、こだわっている点はありますでしょうか。

色々なコンテンツを盛り込んで、「結果何がしたかったの?」という様な事にならないように、一番気を使っています。今は沢山の選択肢があって、あれもこれもやりたいみたいな事になりがちだと思います。一つのコンテンツをキチンと成立させて魅せるだけでも大変なので。ライフスタイルに密接したカルチャーパーティーとして、ミュージック、映像、アート、ファッション、このコンテンツをしっかり1日の中で体現しイベントの外へ派生させていく事に強いこだわりを持って制作しています。

――今回<CULTURE PARTY SETSUZOKU 2014>の開催を記念してファッションブランドのXLARGE®と81BASTARDSのコラボレーションTシャツがデザインされましたが、このようなコラボ企画に至った経緯を教えてください。

昨年、9月に開催した<SETSUZOKU>にもXLARGE®さんに参加して頂いたのですが、その際スタッフTシャツを作る案があったんです。ですが、その時は開催までかなり時間が無い状況だったので断念したのですが、今回はかなり早い段階から参加して頂けるよう、お話をさせて頂いていたので、このタイミングでTシャツを作ろうという事になりました。個人的にイベントのスタッフTシャツに、あまり魅力を感じない事をお伝えしたんです。そこで、今回の<SETSUZOKU>には日本トップクラスのペインターが集結しているので、出演するどなたかとコラボが出来ないかと提案を頂いて、<SETSUZOKU>のTシャツではなく、アーティストとのコラボTシャツを作る事になりました。

81BASTARDSとのコラボに決定したのは、今回の<SETSUZOKU>を開催する構想を描いていた時に、リーダーであるMHAK氏と話しをしていて、実質その時に出演が決まったので、1番早くブッキングしたアーティストだった事や、MHAK氏とYoshi47氏の2人からメンバーが増え新しい81BASTARDSとして参加して貰うなかで、何か形に残る物がイベントの中から生まれたら良いなと思ったんです。理由は他にも色々とあるのですが、主にその様な理由からオーファーをしました。

――今までもDJ KRUSHさんから〈メジャー・フォース〉勢まで、そして今回のラインナップも2日間ともかなり豪華なラインナップです。そんな錚々たるアーティスト達を破格の値段で観られるのが<SETSUZOKU>の魅力ですが、ブッキングやチケット価格については何かこだわりはありますか?

価格やブッキングに関しては挙げればキリが無い程、こだわりがあるのですが、価格については極力安くしたいと思っています。ウチはフェスではないですから、凄いサウンドシステムは有りませんし、何フロアもあって行き来き出来たりもしないので、お客さんが沢山来てくれた時は不便をかけてしまう事も多いですし。それに本当に幅広く沢山の方に足を運んで貰うには、出来る限り安い価格帯が必要だと思います。皆さん、いつも遊びに行く場所だったり、好きな場所があると思うんですよね、<SETSUZOKU>に来て仮に面白くないなと思った時に、価格が安ければ自分のいつもの場所や、また違う気になっている所に行けるじゃないですか。そうやって、沢山の方の中から<SETSUZOKU>を気に入って貰えたら良いんです。自分達は一つのキッカケですから。

ブッキングに関してはバランスとお客さんの事を意識してます。イベントは足を運んでくれるお客さんが居なければ成立しないですから。お客さんが観たいだろうなと思うアーティストや組み合わせを実現しようと思っています。ただ、イベントの信念や自分が創る意味も大事なので、誰がやっても同じみたいな事はやりたくないので合わせる反面、提案もしているつもりです。勿論、押し付けにならない様にもしています。

――様々なカルチャーやコンテンツを取り入れているイベント<SETSUZOKU>ですが、今回含め、今後どんな方に来て欲しいですか? これまでの客層を踏まえた上で、お聞かせください。

そうですね……。やはり若い世代、20代前半の方々ですかね。<SETSUZOKU>は主に20代後半から30代が中心のいわゆる大人な男女が多いので、若い世代の方達には、自分がそうだった様に、カッコイイ大人達と一緒に遊んで飲んで目には見えない、その人にとっての何かを拾って帰って欲しいです。<SETSUZOKU>がそんな事を提供出来るパーティーになれていたら、それが自分にとって成功なのかもしれません。

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