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【レポート】見応え・聴き応えMAXなパフォーマンス！シシド・カフカのワンマンライヴの最速レポをお届け！！

Music ｜ 2013.09.10 Tue

2013.09.06（FRI）＠渋谷クラブクアトロ

「クラブ・カフカ」のおもてなし

待望の1stアルバム『カフカナイズ』のリリース直後という完璧なタイミングで行われたこの夜のワンマン。フロアに到着するやいなや、本人が出演するラジオ番組をパロった場内アナウンスが流れて笑ったのだが、ライヴ本編では怒涛の1年間を総括するビデオメッセージも挟まれるなど、これまでシシド・カフカを応援してきたファンたちに対する彼女からの感謝と「おもてなし」がたっぷり詰まった、素晴らしいエンターテインメント・ショーだった。

爆発的なドラムロールで急発進する“キケンなふたり”や、代表曲“愛する覚悟”といったアッパー・チューンでフロアの熱気を瞬時に高めたかと思えば、中盤はアコギ弾き語りのバラード“群青”を熱唱し、MCで音楽業界へ進むことになったエピソードを交えながら超意外なカヴァー曲（ヒントは蟹）を披露。全16曲収録というアルバムのバラエティにも負けない見応え・聴き応えMAXなパフォーマンスもさることながら、およそ2時間にわたり歌いっぱなし、叩きっぱなし、喋りっぱなしのシシド・カフカの体力には改めて度肝を抜かれる（ステージ上には「酸素注入中」のボード＆パトランプが稼働する新システムも導入・笑）。

ファッション・ブランドのモデルも務めるクール・ビューティーなイメージから一転、額に汗を浮かべながら一心不乱にドラムを演奏し、ワイヤレスマイクで隅から隅までオーディエンスとコミュニケーションをとろうとする「アネゴ」なシシド・カフカを味わえるのも生のライヴならでは。まだ大阪～名古屋のワンマンが控えているため詳細なセットリストが伝えられないのは残念だが、本人も公約していた日本武道館公演、マジで来年あたりには実現しちゃうんじゃないでしょうか？

text by UK
photo by コサカシンタロウ

シシド・カフカ -“ラヴコリーダ”