シガー・ロス(Sigur Rós)オーリー・ディラソン(Orri Páll Dýrason)が2013年にロサンゼルスで女性に対して性的暴行を行なったとの疑惑を受け脱退することが発表。

シガー・ロスの公式Facebookページにシガー・ロスのヨンシー・ビルギッソンとゲオルグ・ホルムの連名で脱退に関する声明文が発表されています。

「著しく深刻で個人的な彼に対する最近の告発を受けて、私たちはバンドメンバーのオーリー・ディラソンの辞意を受け入れ彼がこの問題に個人的に対処できるようにします。ヨンシー&ゲオルグ」

メールのやりとりでオーリー・ディラソンは疑惑を否定

オーリー・ディラソンに対する性的暴行疑惑はロサンゼルスを拠点に活動するアーティスト、ミーガン・ボイド(Meagan Boyd)がInstagramに投稿したことで先週浮上。

現在は該当の投稿は削除されていますが、女性が酔っている状態で寝ている時に同意なく性行為が行われたと主張しています。

Instagramでは、オーリー・ディラソンとミーガン・ボイドによるメールのやりとりも公開。

オーリー・ディラソンは訴えは事実無根の内容で、1夜を共に過ごしたのちにスタジオに行かなければならないという理由で置き去りにしたことを怒っているのではないかと指摘。

それに対して、ミーガン・ボイドは置き去りにしたことを怒っている訳ではなく、同意を得ることもなく寝ている間に性行為に及ばれたことを主張。

「寝ている人と性行為をするな!」と激しく避難し、その後トラウマに悩まされたと伝えています。

オーリー・ディラソンがFacebookに声明文を投稿

オーリー・ディラソンは個人のFacebookページに声明文を投稿。

友人や親戚のサポートに感謝する言葉から書き出されている声明文では「こと大きさを考えてシガー・ロスを去る決断をした。難しい決断ではありましたが、バンドや過去数年に成し遂げてきた大切で美しい作品に一連の重大な申し立ての影響を与えたくなかったのです。」とバンドとこれまでに制作してきた作品を守るために脱退を決断したと説明。

さらに、実際に性的暴行の被害を受けて苦しんでいる被害者を尊重し「この争いを公にするつもりはありません。」とインターネット、ソーシャルメディア上ではないプライベートな場所で争うと述べています。

ドレイクのケース

シガー・ロス、ドラマーが性的暴行疑惑を受け脱退。ドレイク、ジ・オーウェルズのケースとの類似点も music180629_drake_01-1200x1200

ラッパーのドレイク(Drake)もモデルの女性に性的暴行を行なったとして訴えられていましたが、女性を逆に、ゆすり、詐欺、精神的苦痛、名誉毀損、訴権の乱用などで提訴。

ドレイクの代理人は、ドレイクがツアーに女性を連れて行かず、自宅まで送り届けたところ激怒していたとオーリー・ディラソンの場合と同じような主張をしています。

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ジ・オーウェルズのケース

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アメリカ・シカゴのバンド、ジ・オーウェルズ(The Orwells)の複数のメンバーによる性的暴行が8月に告発。

告発を受けて「私たちは根拠のない個人攻撃のような主張を断固として否定します。」、「性的暴行に対する非難は完全に事実無根」、「同意なしに行為を行ったり、悪意を持って誰かに付け込むような行為を行ったりするメンバーはいません。」と根拠のない告発を強く否定。

しかし、その後バンドの解散を突如表明、解散理由は明かされておらず性的暴行疑惑がうやむやになることが懸念されています。

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女性が怒っていたと主張している面ではドレイクのケースと類似、疑惑を受けてバンドを解散・脱退するという部分ではジ・オーウェルズのケースに類似している今回の性的疑惑。

果たして真相は解明されるのでしょうか?

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