MARK FARINA/マーク・ファリナ

シカゴ出身の大物DJ/プロデューサー。シカゴハウス黎明期に洗礼を受け、その後サンフランシスコでスタートしたパーティー<Mushroom Jazz> 、そして同名のミックスCDで大ブレイク。西海岸のハウス・シーンを象徴するDJとして、また〈Om Records〉の看板アーティストとして世界中を飛び回り、年間100本以上ものプレイ本数を誇る。ここ日本においては2006年に野外フェスティバル<Metamorphose>にヘッドライナーとして登場。ハウスはもちろん、ヒップホップからジャズ、ダビーなダウンテンポまであらゆるジャンルを超越したセレクションと、卓越したミックス・スキルには定評がある。<StarFes.>には2年連続の出演。

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ベルギーで開催されている世界最大規模のEDMフェス<Tommorowlamd>に出演した時の映像。盟友デリック・カーターやDJスネークを迎えた3人によるプロジェクト、バック・トゥ・バックの初披露ともなった貴重なステージでもある。マークの審美眼がキラリと光る選曲は、一見(一聴)の価値アリ。

BOREDOMS/ボアダムス

常に実験的かつラディカルな存在として、他のアーティストとは一線を画す日本の国宝的バンド。2001年にV∞REDOMS名義でドラム3台とDJの形態で円輪を組んだライヴを行い、それ以降、2007年にはニューヨークで77台のドラムとのコラボレーションイベントである77BOADRUMを、2008年にはロサンゼルスで88台のドラムで88BOADRUMを敢行。そして昨年、91台のドラム・セットを<FREE DOMMUNE>に並べ、7x13BOA DRUMを披露して大きな話題に。<StarFes.’14>では砂浜の特設ステージで、20名のシンバル、8名のギター/ベース、6名のドラマーで円輪配列するサーキュレーション・システムでの演奏を予定。朝一番、10時半から行われるこのパフォーマンスは絶ッッッ対に見逃せない。

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2011年11月11日、オーストラリアのバイロンベイで行われたBOADRUMS111。111人のドラマー(うち100人はシンバル担当)の打楽器によるプリミティブな衝動の開放、そしてEYEの祝祭的、かつシャーマニズムを感じさせる詠唱ではるか宇宙の果てまでトんでいけそう。そして9月20日(土)、ボアダムスは幕張の海岸で地球と共鳴する。

DJ KRUSH/DJ クラッシュ

87年にヒップホップ・チームKRUSH POSSEを結成し、92年の解散以降はソロでの活動をスタート。ここ日本においてヒップホップ黎明期から世界を舞台に活動を続けるトップDJの1人である。ハービー・ハンコックやk.d.ラング、ロニー・ジョーダンといった錚々たるグラミー・アーティストからリミキサーとして指名されるだけでなく、日本人としてのアイデンティティや感性を繊細に落とし込んだ音楽性で、過去にはイギリス最大の音楽フェスティバル<グラストンベリー>に出演するなど、ワールドワイドに活躍中。マーク・ファリナとはまた違った選曲/スタイルで、トップDJの面目躍如たるプレイを見せてくれるはずだ。

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ジャズ~インプロビゼーション、ヒップホップ、アンビエント、インダストリアルなど幅広い音楽性が魅力のDJ KRUSHだが、この夜のライヴはかなり攻撃的なセット。彼はターンテーブルを初めて楽器として扱った日本人でもあるが、そのスキルがワールドクラスであることを裏付けている。

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