2017年10月1日の日曜日に発生した<Route 91 Harvest Festival>の会場へ向けた銃撃(ラスベガス銃乱射事件)では59人が命を落とし500人以上が怪我を負った。事件を受けて、ラスベガス出身のバンド、ザ・キラーズ(The Killers)のフロントマンであるブランドン・フラワーズ(Brandon Flowers)がバンドのオフィシャルFacebookに「僕はベガスボーイだ」で始まる声明文を公開した。

以下、声明文の全文訳。

“ラスベガス銃乱射事件”に対する声明全訳——ブランドン・フラワーズ、ザ・キラーズ

僕はベガスボーイだ。いつもベガスと共にあったし妻と子供達とユタ州に引っ越したとしても共にあり続ける。日曜日にオーストラリアからの自宅に帰るフライトで、故郷の上空を通過したんだ。窓からラスベガスの街を見下ろして郷愁が胸に去来した。僕は埋葬されている母のことを思い、ヘンダーソンにいる友人たちのことを思った。フラミンゴロードを下り95号線へと合流しシャパラル高校への道を辿りさえもした。街を全て見渡すことができたけど、そこでどんな出来事が展開しているかということまでは見ることができなかった。19:06 Shuri Sasaki 信じ難いことだけど現実なんだ。奪われた命とこの悪夢の被害にあった全ての方に祈りを捧げたい。僕のコミュニティやライブミュージックを楽しむために集まった方々のことを思うととてもショックで悲しい。僕の人生の中で最も幸せといえる瞬間の幾つかは、コンサート会場で得られるものなんだ。それは通過儀礼、聖体拝領、もしくは単に多くの人が必要としているストレスや日々の雑事からの逃避なんだ。命を危険にさらしてお互いに助け合った人たちの話を聞くと胸がいっぱいになってしまうよ。みんなが思っているラスベガスのステレオタイプとは逆だと思う。みんな長年音信不通の兄弟や姉妹みたいなものなんだ。地元を、母親を、僕は会ったことがないけれど犠牲者の方々を寂しく思う。でも、本当にすぐに君たちに会えることを期待しているよ。彼らの記憶を生き続けさせるためにね。——ブランドン

Facebook

translated by Qetic・

▼RELATED

フォスター・ザ・ピープル、ラスベガス銃乱射事件を語る。「Pumped Up Kicks」を封印し、ジョン・レノンの「Love」を歌う

「“直ちに”銃規制が必要だ」ラスベガス銃乱射事件の現場にいた。ギタリストによる銃規制に関する声明文全訳