DJ HarveyからDixonまでもが出演するNYの超人気ラジオ番組の首謀者にして〈DFA〉の一員、世界屈指のセレクターTim Sweeney(ティム・スウィーニー)がVENTに6月15日(金)初登場!

世界中の優良なDJ / プロデューサーを毎週のゲストに迎え、来年には20周年を迎えるNY発のダンスミュージック専門ラジオ番組「Beats in Space」を主催するDJにして〈DFA〉クルーでもあるTim SweeneyがMONKEY TIMERS主催の<DISKO KLUBB>に待望の出演。

ジャンルの壁を超えるスタイル、有名無名問わず良いものを積極的に紹介するスタンスで活動を徐々にワールドワイドにしていった名物ラジオ番組「Beats in Space」も今ではオンラインで聴けるようになり、ここ日本でもヘビーリスナーはいることだろう。

DJ HarveyからDiplo、Dixon、Marcel Dettman、Carl Craig、Jamie XX、Andrew Weatherall、The Avalanchesといった各ジャンルのトップアーティストから、これからブレイクスルーを果たすであろう新人まで分け隔てなくゲストに迎えてきた世界中にリスナーを持つ人気番組。

Tim Sweeneyは過去には〈DFA〉レーベルでも楽曲を制作していたり、James MurphyとともにDJツアーを行うなどそのキャリアも華々しいもので、ラジオ制作も欠かさないままに、週末には世界を飛び回る国際的なDJとして活動の幅をさらに広げている。ジャンルに関係なく新旧の素晴らしい音楽をシームレスにミックスし、世界中の音楽ラヴァーを満足させ続ける偉大なDJのパフォーマンスは要注目だ!

Tim Sweeney Boiler Room x Sugar Mountain Festival DJ Set

Beats in Space radio

Tim Sweeney
(Beats in Space / DFA, New York)

超大物ゲストが登場するNY人気ラジオの首謀者にして、DFA所属世界屈指のセレクターTim SweeneyがVENTに登場 music180606_timsweeney-1-1200x1214

Tim SweeneyとBeats in Space。この男のストーリーはこのラジオショーとともにある。この10年でSweeneyはBeats in Spaceをアイコニックなブランドとして築き上げてきた。逆に言えばBISがSweeneyのキャリアをニューヨークで最も引っ張りだこのDJのひとりとして築き上げたのだ。

今では信じられないかもしれないが10年前に、Sweeneyが18歳でニューヨーク大学の学生だった頃にWNYUのAM放送であまり知られていないラジオ番組の舵を取っていた。番組は小さくスタートし、あまり知られてない周波数で深夜にかけて放送されていた。しかしながらSweeneyはニューヨークの中心地から放送されるダンスミュージックのラジオ番組の大きな可能性に気づいていた。ディスコ、ニューウェイヴ、シカゴ・ハウス、ミニマルテクノ、クラウトロック、ファンク、ソウル、ポスト・パンクなどジャンルの壁を超えるベストなダンスミュージックを紹介するフォーマットを想定していた。Sweeneyは画期的なディスクジョッキーだったデトロイトのElectrifying Mojoを参考にしていた。Electrifying MojoはPrinceの曲と一緒にKraftwerkやDepeche Modeの曲をかけたりと誰も真似出来ないやり方をしていた。このヴィジョンを持ってSweeneyは有名なDJをBISのゲストDJに招いてた。程なくしてWNYUのプロデューサーは番組をプライムタイムのFMに移動させた。幅広いジャンルのアーティストやプレイリストのスタイルはすぐに話題になり国際的に強力なファンを獲得していった。現代テクノスタイルのCarl CraigやSuperpitcherから、オーストラリアのターンテーブリスト集団The Avalanches、ノルウェーのディスコプロデューサーLindstromやPrins Thomasなどがゲストとして出演してきた。

「毎回の番組で異なったことをする必要があって、毎週外に出て新しい音楽を探していたんだ。最近発売された音楽だったり、未発表のものだったり、または誰も知らない昔の音楽だったり。すべての異なるジャンルのベストな音楽を探して、それらを一緒にプレイしたかったんだ。いままでにテクノやディスコは好きじゃないと言ってた人にも聞かせたいと思ってました。誰も知らなくてもヤバイ音楽を見つけるのは本当に楽しいんですよ。」とSweeneyは語る。

BISを初めて以来、Sweeneyはニューヨークの音楽シーンの深いところへ入っていくようになっていった。BISの始めの頃は、Lessonシリーズで有名なヒップホップ・レジェンドDouble Dee & SteinskiのSteinskiのスタジオで働いていた。Steinskiの膨大なレコードコレクションが魅力的だったという。その後DFAレコーズに入って、LCD SoundsystemのJames Murphyとツアーを回ったり、Tim GoldsworthyとDJデュオT&Tを結成した。Radio 4の”Dance to the Underground”のDFAリミックスではサックスを吹いたり、2003年のMuzik magazineのおまけ用にDFA音源のミックスを作ったりもした。さらにはDFA Records’ Compilation # 2 (2004)、DFA Holiday Mix 2005、DFA Compilation for the Chanel Mobile Art New York Party (2008)なども制作していた。フィラデルフィアを拠点とするRVNGレーベルや2008年のSleepless Nights用に”Purple Pills”のミックスを作ったり外部とのコラボも重ねていった。2006年まではRockstar Games社のサウンドトラックの監修も行ってGrand Theft Auto: San Andreasなどのメガヒットゲームも手がけている。

最近ではプロデューサーとしてもSweeneyは地位を確立した。2001年にリリースした作品”Sing a Little Song”はSpank Rockを手がけていたXXXChangeことAlex Eptonとの共作だった。2004年のRammellzeeのアルバム『Bi-Conicals of the Rammellzee』では共同作曲家として参加し2曲でスクラッチも行っている。The Hercules & Love Affairの”I’m Telling You”でもスクラッチで参加した。最近ではFlying Squad名義でMunich Machineの”Get on the Funk Train”のリエディットである”Trip 1″や、Boney Mの”Nightflight to Venus”のリエディットである”Trip 2”をRVNGからリリースしている。

ラジオ番組の10周年記念としてSweeneyはBISを別の領域に運んでいった。2009年の秋にはアニバーサリーイベントをLA、ニューヨーク、グラスゴー、ロンドン、シドニー、サンフランシスコで行い、その後には西海岸でレジデントパーティーも開始した。そして2009年の最大の出来事としてBeats in Space Recordsを立ち上げた。ラジオ番組のようにダンスミュージックの壁を超えるような作品をリリースしている。最初のリリースはジャーマンハウスのプロデューサーTensnakeの12インチだった。

毎週火曜の10時半から1時までのBISの放送は、今日ではアメリカだけで数万人が聞いており、世界からもオンラインで数千人のリスナーを獲得している。ウェブサイトのアーカイブは毎月17万回以上ダウンロードされている。BISはある意味ではニューヨークで唯一残されたダンスミュージックのラジオ番組であり、世界的にも最も人気のある番組に成長した。そしてSweeney自体も毎週末世界を飛び回って活躍しているが、最初の情熱は失っていない。「毎週必ず火曜にはニューヨークに戻って番組を録音しているんだ。これは世界のために欠かせないことなんだよ。」とSweeneyは語る。

EVENT INFORMATION

Tim Sweeney
at DISKO KLUBB

超大物ゲストが登場するNY人気ラジオの首謀者にして、DFA所属世界屈指のセレクターTim SweeneyがVENTに登場 music180606_timsweeney-3-1200x1200

2018.06.15(金)
OPEN 23:00
VENT
DOOR ¥3,500 / FB discount ¥3,000 / ADV ¥2,500(RA
ROOM1
TIM SWEENEY(Beats in Space / DFA, New York)
MONKEY TIMERS
GYAO
YAMARCHY

ROOM2
JITSUMITSU
YOSHIROTTEN
CALPIS
FUNKTION CREW(Yudaini / Outer Loop / Tikini / Taiki)
ANDRE MCLEOD(UPPER GHETTO / DEEPER MY LOVE)

LIGHTING
MACHIDA(LSW)

※VENTでは、20歳未満の方や、写真付身分証明書をお持ちでない方のご入場はお断りさせて頂いております。ご来場の 際は、必ず写真付身分証明書をお持ち下さいます様、宜しくお願い致します。尚、サンダル類でのご入場はお断りさせ ていただきます。予めご了承下さい。
※Must be 20 or over with Photo ID to enter. Also, sandals are not accepted in any case. Thank you for your cooperation.

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