名門Rush Hourレーベルでその才能を発揮し、今や国際的なフェスティバルとなった<Dekmantel>がまだウェアハウスなどでパーティーを行っていた頃から出演しているTom Trago(トム・トラゴ)。GWにHuneeを招聘したイベントが大盛況のうちに終了した<KEWL>が7月6日(金)に開催するパーティーに出演決定!

ディスコ、ブギー、シンセファンク、デトロイトテクノといった各世代のダンスミュージックをブレンドした彼のトレードマークと言えるスタイルを武器に、DJ、ライブ、楽曲制作を通して世界中を忙しく飛び回っているTom Trago。2010年にRush Hourからリリースした“Use Me Again”はCarl Craigのプッシュもあって特大ヒットに。今年の4月にDekmantelからリリースされたばかりのアルバム『Bergen』も各地で高評価を得るなどその人気はますます高いものになっている。

今回出演するパーティー<KEWL>は、ジャンルレスなセレクションされた音楽を提供するのがテーマ。今までVakulaとHuneeをメインアクトとして招聘し、飛ぶ鳥を落とす勢いの若手アーティストもキュレーションしてきた東京屈指のパーティーと言っても過言ではないだろう。実に4年半ぶりの再来日を果たすTom Tragoと、熱気あふれるフロアを創り出すKEWLのコラボレーションによる一夜も最高の盛り上がりを見せてくれるに違いない!

Tom Trago Boiler Room x Sugar Mountain Festival DJ Set

Dekmantelファミリーの一員
アムステルダムシーンを牽引しているTom Trago

東京屈指のパーティー「KEWL」に世界を虜にするTom Tragoが4年半ぶりの来日 music180606_tom-trago-1200x1600

Tom Tragoと音楽の関係は特に強烈だ。「音楽なしの人生なんて考えられないよ。体が毎日音楽を作ることを欲しているんだ。自分の体は食べ物と水と太陽よりも音楽を欲しているようだね。」と彼は語る。

今では音楽にどっぷり使った人生を送っている。国際的に名のしれたDJ、プロデューサー、ライブアクト、レーベルオーナーとしてこのオランダの男は毎日の時間をスタジオでのセッション、DJギグ、ライブ・ショーを世界中で行うことで過ごしいる。一体いつ寝ているのかと思うほどだろう。

初期の頃から断固たる態度でキャリアを重ねてきた。自由な精神を大事にするアーティスト家系に生まれ、音楽に囲まれて、楽曲を作りやすい環境で育ってきた。両親のレコードコレクションから見つけてきた音楽で自分だけのラジオ番組を作ってきたという。

15歳の時に自分の人生を音楽に捧げようと決心した。「人生は短いって気付いたから、自分の夢を追うべきだって気付いたんだ。自分の夢は音楽だった。それがやりたいことのすべてなんだ。聴いて、見つけて、制作して、プレイして、多くの人と共有したいんだ。」

それ以来彼はその夢のと共に生きてきた。すぐに成功するものではなかった。アムステルダムにいた若い頃はコーヒーショップでDJをして生活費をなんとか稼いで新たなレコードのコレクションを追加していた。「生活できてレコードが帰ればハッピーだったんだ。音楽を作る時間も十分にあったからね」と昔を思い出す。

苦労していた若い頃、Mike Kivits (AKA Aardvarck) や Steven De Peven (Awanto3)をはじめ多くの地元シーンのDJに励まされてきた。そして今でも彼の心血を音楽の制作に注いでいる。地元のレーベルやプロデューサー達による、エクスペリメンタルなヒップホップやジャズ、ラテン、アフロ・ビート、ブロークンビートなどの絶妙なブレンドに影響を受け、彼はハウス・ミュージックの制作に力を入れていった。

地元のレーベルであるRush Hourから2006年にデビュー作“Live With The BBQ”をリリースした頃には、ディスコ、ブギー、シンセファンク、デトロイトテクノといった3世代のダンスミュージックをブレンドした彼のトレードマークと言えるスタイルは確立していた。飽きることのないハウスのリズムにフロアを動かす本質的なものが備わっているといえる。さらにはRomanthony、San Proper、Awanto 3、Cinnaman、Tyree Cooper、Bok Bokといったアムステルダム内外のミュージシャン、ヴォーカリスト、プロデューサーとのコラボもTomはお気に入りで、彼の音楽をさらに魅力的なものにしている。“Use Me Again”、“Hidden Heart Of Gold” 、“Brutal Romance”など彼のトラックはヒットを連発しまさにフューチャークラシックを呼べるものだ。

今更驚くことではないが、Tomはかなり受容が高い。2010年に立ち上げたレーベルVoyage Directを、世界中を旅しながら広げている。このレーベルは、家族のように同じ志を持ったオランダのエレクトロニック・ミュージックシーンのミュージシャンの作品を発表するべく活動している。2015年にはレーベルの5周年をVDファミリーの仲間たちとともにツアーで祝った。

時は経っても、DJ、ライブ、制作を通してTomは心血を音楽に注ぎ続けている。暗く湿ったクラブの中でTomに出会ったとしても、彼はきっと楽しそうに新しいプロジェクトのアイデアを語っているだろう。映画のサントラから映像と音楽を融合したパフォーマンス、クラブ向けのトラック、まだ誰も知らないアムステルダムやロッテルダムのプロデューサーの作品だったり、様々な新しい企画が待っていることだろう。

彼の生活はどっぷり音楽に使っているが、彼の音楽の度はまだまだゴールには程遠い。実際にそれは始まったばかりなのだから。

EVENT INFORMATION

Tom Trago at Kewl

東京屈指のパーティー「KEWL」に世界を虜にするTom Tragoが4年半ぶりの来日 music180606_tom-trago-2-1200x1200

2018.07.06(金)
OPEN 23:00
VENT
DOOR ¥3,500 / FB discount ¥3,000 / ADV ¥2,500(RA
ROOM1
TOM TRAGO(Dekmantel / Voyage Direct)
Knock(Kewl / Sound Of Vast)
EITA(Kewl / THE OATH)
Frankie $(House Not House / Kewl)

ROOM2
GYAO(DISKO KLUBB)
sio(EUREKA!)
Genki Tanaka(Candy Boys / GOLDENTIME)
u come on!(flowers in cave)
Atsu(BLIB)

※VENTでは、20歳未満の方や、写真付身分証明書をお持ちでない方のご入場はお断りさせて頂いております。ご来場の際は、必ず写真付身分証明書をお持ち下さいます様、宜しくお願い致します。尚、サンダル類でのご入場はお断りさせていただきます。予めご了承下さい。
※Must be 20 or over with Photo ID to enter. Also, sandals are not accepted in any case. Thank you for your cooperation.

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