■ Pa’s Lam System

メンバー全員がお揃いの覆面を被ったPa’s Lam Systemは、ジャージークラブを基調にしたキャッチーで破壊力抜群のサウンドでディプロの米マッド・ディセント周辺とも共振する神奈川在住の3人組。‘12年にデビューを果たすと、’14年に〈マルチネ・レコーズ〉から発表した“I’m Coming”は米Pitchforkも取り上げる’14年のフロア・アンセムに。NIRGILISの最終アルバム『チュクリ』やtofubeatsの『First Album Remixes』など他作品への参加も増えていて、’15年はいよいよ本格的なブレイクの予感。とはいえ彼らの最大の魅力は、何と言っても巨大なサウンドシステムを連想させるライヴ。<SonarSound Tokyo>や<electraglide>はもちろんのこと、より音楽的に幅広いアーティストが出演する<フジロック>や<サマーソニック>の深夜帯に出演しても話題をかっさらってくれるはず。

tofubeats – First Album Remixes

■PARKGOLF

札幌出身のトラックメイカーPARKGOLFは、Pa’s Lam Systemと同様、〈マルチネ・レコーズ〉を筆頭にした日本のインターネット・レーベル周辺から注目を集めてきた人物。彼の音楽の特徴は、音数が少ないにも関わらずアタック感を失わない独特の音の配置と、一聴してそれと分かる記名性の高いメロディ・センス。たとえば“LUCKY”や“Kiss Me”、もしくは“Woo Woo”を聴けば、その不思議な魅力が伝わるはず。また、さくらゆらを迎えた14年の“瞬間最大風速”では完全オリジナルな歌モノにもアプローチ。今年に入ってからは『First Album Remixes』に参加した他、3月にメジャー・デビューを果たすDAOKOの“水星”(tofubeatsのアレンジ曲)も共同アレンジ。楽曲プロデューサーとしてもビートメイカーとしても、ますます活躍の舞台を広げてくれそう。

DAOKO -”水星”

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