シングル”On The Air 2020(April 10)”が発表されたばかりのVIDEOTPEMUSICが、4月20日(火)に黒煙門〈BLACK SMOKER〉からMIX CD『Hello Stranger』をリリースする。イージーリスニング、ムードミュージック、ボレロ、オールディーズ、世界各地の音楽……VIDEOTAPEMUSICがお届けする、レコードノイズとエコーの響きに包まれたまどろみのディナータイムサイケデリックサウンズ、エキゾチックBGM決定盤が完成した。

COMPUMAやcero・高城 晶平からコメントが到着

自身でアートディレクションを手掛け、デザインを担当したのは〈カクバリズム〉の同胞・増田薫(思い出野郎Aチーム)。マスタリングはTakuya Nakamuraによるものだ。またリリースにあたり、COMPUMAや同じくレーベルメイトの高城 晶平からコメントが到着。ぜひお楽しみに。

咽び泣く抒情、目眩く旅情、どこでもないどこかへ思いを巡らす妄想の夜。愛いとなみ。紳士と淑女、ラウンジ、シャンデリア、グランドピアノ、楽団、カクテル、ウイスキー、ロック水割りストレート、VIDEOTAPEMUSICが放つ、まやかしエキゾチック・イージーリスニング・ムードミュージックBGM決定盤ミックスCD。レコード針音ノイズもノスタルジック・エコー、ほのかなトリッピンもエレガント癖になる。

COMPUMA

『Hello Stranger』は奥ゆかしい歓待の音楽である。客人である私たちは、過度の接待や差別的な対応に苦しむことなく、毅然としてストレンジャーでいることができる。旅行者として、これほど嬉しいことはない。自己と他者とが自己同一化することなく、二者であることを保ちながら「一なるもの」として存在すること。これを仏教では〈不二〉と呼ぶそうだ。それは例えば、コーヒーとクリームがマーブル模様を描きながら、いつまでも中間色を決定せず、二色の間を漂い続けるような状態に近い。美しく不二なる模様は、客人ともてなす者とが食後に燻らす紫煙のようでもある。

高城 晶平(cero/Shohei Takagi Parallela Botanica)

VIDEOTAPEMUSIC、〈BLACK SMOKER〉よりMIX CD『Hello Stranger』を4月20日にリリース msuci210409-videotapemusic-2
VIDEOTAPEMUSIC
ミュージシャンであり、映像ディレクター。地方都市のリサイクルショップや閉店したレンタルビデオショップなどで収集したVHS、実家の片隅に忘れられたホームビデオなど、古今東西の様々なビデオテープを素材にして映像と音楽を同時に制作。
映像と音を駆使しながら、時に熱く、時にメロウに、唯一無二のムードを持つエキゾチックなダンスミュージックを作り出している。

近年では様々な土地を題材にしたフィールドワークを行いながらの楽曲制作や、国内外のアーティストとの共作なども行なっている。
VHSの映像とピアニカを使ってライブをするほか、MV制作、VJ、DJなど活動は多岐にわたり、映像ディレクターとしてはこれまでにcero、CRAZY KEN BAND、坂本慎太郎などの映像も手がけてきた。

カクバリズムから2ndアルバム『世界各国の夜』(2015)、3rdアルバム『ON THE AIR』(2017)、多数のゲストボーカルを迎えて制作した初の歌モノアルバム『The Secret Life Of VIDEOTAPEMUSIC』(2019)などをリリース。

その他にも、国内外のレーベルからリリースされた作品多数。

RELEASE INFORMATION

Hello Stranger

VIDEOTAPEMUSIC、〈BLACK SMOKER〉よりMIX CD『Hello Stranger』を4月20日にリリース msuci210409-videotapemusic

2021.04.20(水)
VIDEOTAPEMUSIC

time 58:16
Art Direction/VIDEOTAPEMUSIC
Design/増田薫(思い出野郎Aチーム)
Mastered by Takuya Nakamura

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