実際にどうスゴいのか、レポートやインタビューなどのメモをとったり、スマホで仕事をする事の多いライターさんに、実際に操作してもらい感想を聞いてみました。
・予想を超える入力機能
富士通とジャストシステムが共同開発した「Super ATOK ULTIAS（スーパー エイトック ウルティアス）」が搭載されたモデルのため、最旬のキーワードが自動的に追加される「キーワードExpress」をまず登録（もちろん無料）してみたんです。そこで色々と試してみたところ、予想以上に著名人の名前が予測候補に出てきて驚きました。参考までに、頭文字2〜4文字でヒットした固有名詞は下記のとおりでした。PCブラウザ並とまではいかないけれども、それに準ずるボキャブラリーがあると思います。
しんせい→神聖かまってちゃん
りんと→凛として時雨
ときあ→土岐麻子
わんだ→ワン・ダイレクション
ぱず→パズドラ
はんざ→半沢直樹
のうね→能年玲奈
だんみ→壇蜜
気付いたのは、平仮名入力でも英単語が予測候補でヒットすること。例えば “あじぇ”と入力しただけで“agenda”、 “ふぇん”で“fender”まで出てくるとは予想外でした。英語のスペルを確認したいときにも役立ちますね。
・画期的な「なぞってコピー」
個人的に刺さったのは「なぞってコピー」です。この機能は画期的。文字通り、指でなぞるだけでテキストをコピーできるし、しかもその精度が高い。僕が試した範囲では、普通のテキストに限らず、バナー画像の文字や撮った写真からなど、画面に映した文字のコピーは全て成功しました。
驚いたのは、なぞるのが逆方向でも必ず左方向からテキストを読み取ってくれる点。はじめは「改行には対応していないのかなぁ」と不安でしたが、まさか右方向からなぞったものもコピーできるとは。さらに、コピーしたい文字の範囲を指で囲むと、まとめて範囲選択することもできました！ まとめて文章をコピーするときには、1 行ずつなぞる必要がなく、とても便利だと思いました。
なぞってコピー手順① なぞりたい言葉が載った画像を表示し、「なぞってコピー」を起動。
なぞってコピー手順② コピーしたい文字をなぞる。
なぞってコピー手順③ なぞり終わるとそのテキストがコピーされる！
カメラアプリで撮った写真の「なぞってコピー」は、ブラウザやディスプレイのテキストと比べると、精度が落ちてしまうようです。それでも、予測変換や豊富なボキャブラリーを含め、テキストを入力することが多かったり、今のスマホのテキスト入力精度に不満を感じたことがあるようなユーザーにはオススメの機種だと思います。
photo by 横山マサト
