NASAのゴダード宇宙飛行センターが多角度からブラックホールを可視化した最新映像を公開した。
今月26日にNASAのオフィシャルサイトに投稿された記事の説明によれば、今回のヴィジュアルは「いかに重力が、カーニバルにおいてある鏡のように私たちの目から見えるものを歪ませているか」を可視化している。オレンジ色の帯は落ち込んできたガスや塵が重力によって吸い込まれている様子で、「降着円盤」と呼ばれているもの。その姿がクリストファー・ノーラン監督映画『インターステラー(INTERSTELLAR)』で描かれるブラックホール「ガルガンチュア」と瓜二つだと話題になっている。
Black Hole Accretion Disk Visualization
INTERSTELLAR〜ALL SPACE SCENES
2014年に公開された本作品は、映像を製作するにあたって高度な物理学と科学的検証を行い、忠実に再現されたCGは公開当初から高い評価を得ていた。科学が宇宙の謎を解き明かす日に、映画がその結果を予測していた、なんてこともありえるかもしれない。