アメリカの連邦捜査局FBIが容疑者のiPhoneのロックをFace ID(顔認証)で解除させるという事態が8月に発生したようです。
『Forbes』によると、8月にFBIに児童ポルノの送受信容疑で家宅捜索を受けたグラント・ミカルスキのiPhone Xを発見した捜査官がFace IDでロックを解除するように要求。
グラント・ミカルスキは要求に応じロックを解除するという出来事があったようです。
「パスコード」、「指紋認証」、「顔認証」は同様の扱いを受けるのか?
従来のパスコードを入力する場合は自己負罪拒否特権(黙秘権)を行使することが可能でパスコードを明かす必要は無いとされてきました。
生体データの取り扱いについて憲法で明記されているわけではありませんが、黙秘権を行使することを認めた修正条項、アメリカ合衆国憲法修正第5条によりFace IDによる端末ロックの解除を拒否できる可能性を専門家が指摘しています。
今後、「パスコード」、「指紋認証」、「顔認証」は同様の扱いを受けるのか、生体データがどのように取り扱われるかは不透明なところもあるため、プライバシーに気を配っている方はパスコードを利用しておくのが得策かもしれません。
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