2016年、今年もグッドデザイン賞の時期がやってきた。今年も、非常に興味深いものがたくさんあった。
例えば、防災情報のイメージを変えた東京防災の本、ゴミ拾いを楽しく変身させたジャックオーランタン型のゴミ袋などなど。その中でも、その快適さで、ひと際心を惹いたのが、マグカップ『Drieasy』だ。
『Drieasy』は、文字通り「乾きやすさ」を最大の特徴としている。洗ったマグカップを逆さにすると底の裏に溜まっている水。すこし不快だが、当然のことだと思っていた人も多いのではないだろうか。しかし、『Drieasy』は違う。
『Drieasy』の糸底には水が溜まりづらい。溜まった水が取手から流れるからだ。それだけでなく、「汚れにくい」「溶かしやすい」「重ねられる」などの機能性も持っており、使い勝手がとても心地よい。
そんな2016年グッドデザイン受賞作品を一気に観ることが出来る展覧会<2016年度グッドデザイン受賞展覧>が、10月28日(金)〜 11月3日(火)まで、東京ミッドタウンで開催される。展示作品数はなんと1,229点。また、同時期に渋谷ヒカリエ8Fで<「そなえるデザインプロジェクト」展示>が開催される。よいデザインとはなにか、展覧会で考えてみよう!