イタリアにある島のとある街が、グーグルマップ(Google Maps)の使用を避けるように呼びかけている。
サルディニア島のバウネーイのオリアストラエリアにある街、バウネーイの市長サルヴァトーレ・コリアスによると、道にはイタリア語と英語で「グーグルマップのナビには従わないよう(Don’t follow the directions on Google Maps.)」促す標識が立てられているそうだ。
グーグルマップで迷子が続出
勧告が始まったのは、地元の消防隊たちが過去2年間の間に多くのドライバーやハイカーたちから、グーグルマップを使用してナビに従ったことが原因の迷子による緊急電話を受けたことによる。ちなみに迷子になった者の多くは景色の良い“秘境”ビーチを目的地としていたとのこと。
市長はCNNに「あまりに多くのセデンとハッチバック車が塗装されてない道で止まっている。時にはそれがオフロード車だったこともあるよ。彼らは皆グーグルマップの指示通り進んでいて、誤った道に出てしまっていたんだ」とコメント。その時に語られた最新の事案は、ポルシェに乗った二人の観光客は地方で有名な白い砂の入り江に向かっていたところ、スプラモンテ山脈で動けなくなってしまったという。
また現在、地方の職員たちはグーグルマップと連絡を取り合っており原因を究明するとともに、しばらくはGPSでなく紙の地図を使用することを勧めている。みなさんも旅行の際はお気をつけて。