今月22日(月)に、Appleが初めてオンラインで開催する開発者向けのイベント<WWDC 2020>内で、iPhoneiPod Touch向けの新OS「iOS 14」が紹介されることがうわさされている中、この最新OSの仕様に関する新たな情報が飛び込んできた。

iOS 14のSafariに自動翻訳機能が追加?

情報によると、iOS 14のSafariには、母国語でない言語で表示されるウェブサイトを翻訳できる自動翻訳機能が内蔵されるようだ。この機能は、設定した言語以外の言語が表示された際に、サードパーティーのアプリを必要とせず、Safariでそのまま翻訳したページを読むことができる仕様になっており、また翻訳したページと元の言語のページを切り替えて表示することも可能だという。もしこの機能を使わない場合は、設定で機能をオフにすることもできるそう。

また今後Safariのみではなく、App Storeにあるアプリにおいても同様に自動翻訳機能が導入される可能性も示唆されており、現在テスト段階にあることも合わせて紹介されている。これが実現すれば、それぞれのアプリの説明やレビューなども、別言語に翻訳できるようになるようだ。

驚くべきことに、本機能はA11チップ以降のプロセッサに内蔵されているニューラルエンジンを使用して翻訳するため、オンライン通信を必要としないのだとか。つまり、オフラインの状態でも翻訳機能を利用できるということになる。これで気になっていた海外のウェブサイトをいつでも、どこでも、そして気兼ねなく読むことができるようになるはずだ。

この他にもたくさんの機能が追加されることが期待されているiOS 14。発表が待ち遠しい!

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Photo via Apple Newsroom