今年秋にも発表を控えているとされるAppleのフラッグシップiPhone「iPhone 12」シリーズ。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、生産過程でかなりの遅れが生じているとの情報が伝えられており、発表時期にも影響があるとの情報も。そしてこの度、iPhone 12シリーズの5Gチップセット(SoC)を開発しているQualcommが、iPhone 12シリーズの発表時期に関する見通しを発表し、注目を集めている。
iPhone 12シリーズ発表は10月以降に?
Qualcommは先日、今年度第3四半期の決算報告を公開し、その中で「あるフラッグシップフォンの発表の遅れ」の影響で収益に影響があるとの見通しを発表している。同社のCFOであるAkash Palkhiwala氏は取材に応じた際、「あるフラッグシップフォンの発表の遅れの影響を、我々は部分的に受けるだろうと見込んでいます。9月四半期に発表予定の一部のユニットが、12月四半期にまでずれ込むようなほんの少しの遅れがあるだろうと予想しています」と説明しており、同社の5Gチップセットを搭載した最新スマートフォンの発表が、当初の予定である9月までの時期から10月以降にまで遅れると予測している。Appleが例年9月にフラッグシップiPhoneを発表していることから、Palkhiwala氏の言及している「フラッグシップフォン」がiPhone 12シリーズである可能性は高い。
これまで9月に発表を迎え、一部モデルの発売が10月まで遅れるとの見通しが有力視されていたが、今回の情報を鑑みると、発表そのものも10月まで遅れる可能性が。今後のさらなる情報に注視したい!