今年9月にも発表されることが示唆されているAppleの新型iPhone「iPhone 13」シリーズ。ポートレス化や120Hzのリフレッシュレート実現など、多くのアップデートが期待されている中、もっとも注目を浴びている機能としてスクリーン下のTouch ID搭載のうわさが話題となっている。そんな中、本機能に関する新たな情報が飛び込んできた。
iPhone 13シリーズには光学式センサーを採用したTouch IDが搭載?
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙の記者、ジョアンナ・スターン氏が公開した記事内で、Appleが新型iPhoneに、Face IDとともにTouch IDを搭載しようとしている点について触れ、Appleは光学式の指紋認証センサーの導入に向けて、開発を続けていると指摘している。光学式センサーは、指の平面に光を照射し、その平面の画像を取り込むことによって指紋認証をするため、2Dの画像などを駆使すれば簡単に突破できてしまう点が問題点として指摘されている。そのため、Samsung製のフラッグシップスマホ・Galaxy S21 Ultraなどには、より精度の高い超音波指紋センサーが搭載されているが、スターン氏は新型iPhoneに導入される光学式センサーについて、従来のiPhoneに搭載されているTouch IDの安全基準を満たした上で採用されるので、性能が落ちることはない、と伝えている。
一方で、Apple関連の情報に精通するアナリスト、ミンチー・クオ氏は、Appleが超音波指紋センサー技術をGISから、そしてモジュールをQualcommから提供を受ける予定だと指摘しており、スターン氏の意見と真っ向から食い違う主張を展開している。だが、Touch ID導入という点においては共通しているため、新型iPhoneにTouch IDが復活する可能性はかなり高い様子。今後のさらなる情報に注目だ!
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