オンライン上での開催となったテクノロジー見本市<CES 2021>にて、さまざまな最新テクノロジーが紹介され、多くのガジェットが注目を集めている中、半導体事業最大手のひとつQualcommから第2世代の超音波指紋認証ソリューションが発表され、話題となった。この指紋認証ソリューションが今年発表とうわさの新型iPhoneiPhone 13」シリーズに採用される可能性があることが示唆されている。

iPhone 13シリーズにQualcomm開発の指紋認証機能が搭載か?

台湾のメディア・聯合報の情報によると、Qualcommの第2世代の超音波指紋認証ソリューションの組み立てユニット製造をGISが担当することが決定しており、今後新型iPhoneの開発に向けて、GISがサプライチェーンに参画する可能性も指摘されている。この指紋認証機能は、今後テスト用のサンプルがAppleに送られ、開発に利用される予定であることも合わせて伝えられている。今回発表された第2世代の超音波指紋認証ソリューションは、第1世代のものと比べ、77%ほど指紋を認識できるエリアが拡大されており、加えて認証速度も50%ほど速くなっていることも実証されているという。

iPhone 13シリーズにおけるスクリーン下のTouch ID搭載は、以前より実現の可能性が指摘されていた。Apple関連のリーク情報を紹介しているジョン・プロッサー氏もスクリーン下のTouch ID搭載を示唆しており、すでに製造がスタートしているとされるプロトタイプにもTouch IDの搭載が確認されている旨も紹介されていた。またTouch IDのみではなく、顔認証機能のFace IDも同時に採用されていることも伝えられている。iPhone 13シリーズは今年9月中にも発表を控えていることが指摘されているが、果たしてスクリーン下のTouch ID搭載は実現するのだろうか? さらなる情報に注目したい!

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