昔のポケット・ラジオのようなレトロなオーラを放つ謎の物体。こちら一体何だと思いますか? 実はこれ、『Stylophone』(スタイロフォン)と言うシンセサイザーなんです!

『Stylophone』は、1970年代にイギリスの『Dub Req社』が発売した小型のキーボードで、金属で出来た平面のキーボードに、真鍮のペンの先端でタッチすると内部スピーカーから音が出て、メロディーを奏でる事が出来るんですよ!

もともとは子供用のおもちゃのシンセサイザーとして設計されているから操作は簡単ですが、なんと、1960年代と70年代に約300万台以上が販売され、空前の大ヒットを記録したんです! デビット・ボウイ、クラフトワーク等のミュージシャンが使用した事でも知られています。

まずは『Stylophone』を楽しそうに演奏しているモノクロのTV映像や、ミュージシャンのオービタルのインタビュー、それからデビット・ボウイの映像など、70年代の空気が伝わって来る動画をご覧ください!

I Love The 1970s – The Stylophone (BBC2?, 2000)

『Stylophone』は、1980年に生産が終了しましたが、『Dub Req社』は本製品を再び世に送り出すために、開発者の息子によって再起動し、デジタル技術を用いた『Stylophone』の復刻バージョンを2007年に発売しました! 復刻バージョンでは、オリジナルのレトロなデザインはそのままに、音量コントロール、音色変更スイッチ、MP3入力端子など、いくつかの新機能が追加されています!

子供用のシンセサイザーとはいえ、レトロなデザインと味わい深い音色が独特の魅力を放つ本製品!今回、『Stylophone』の魅力にスポットを当て、無類のレトロ好き、どんな音が出るか興味のある方、何か面白いアイテムをお探しの皆さんに向けて、『Stylophone』を演奏してみたレポートを、お届けしたいと思います!!

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こちらが『Stylophone』のパッケージです。グリーンの明るくポップなデザインの箱には、『THE ORIGINAL POCKET ELECTRONIC ORGAN』と書いてあります。バンドが演奏しているイラストも中々Goodです!

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箱の中には『Stylophone』本体と、3.5ミリ・ステレオ・ケーブル、ユーザーズ・ガイドが入っています。

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こちらが『Stylophone』本体です。なんと言うか、昔のコンパクト・ラジオに金属の鍵盤が付いたようなレトロなルックス! 70年代の英国の子供達が楽しみながらレコードに合わせ『Stylophone』を弾いていたのでしょうか? 妄想が広がって来ました!

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内蔵スピーカーの網の右上にはカッコいい『Stylophone』のロゴが付いています!

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『Stylophone』は単三電池三本で駆動します。左側のツマミは音程をチューニングするための物。レコードやCDの曲に合わせて『Stylophone』のチューニングをぴったりに合わせる時に使います。

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次ページ:実際に『Stylophone』を演奏してみた。