かつてのニューカマーも今やトップ・ランナー……。思えば常にシーンの最前で注目を浴び続けてきた日本語ラップの革命児SALU、待望のセカンド・アルバム『COMEDY』がいよいよ5月21日(水)にリリース!
2011年、突如現れたニュータイプ・ラッパーSALU(サル)。ヒップホップ/R&B界の大物プロデューサー・トラックメイカーBachLogicが当時、この名も無きアーティストのためにレーベル〈ONE YEAR WAR MUSIC〉を立ちあげたという逸話はあまりにも有名だが、そんなデビューだったからこそ彼が受けたプレッシャーはとてつもないものだったに違いない。ただ、周囲から羨望や嫉妬の眼差しはあったにしろ、その声が表立って聞こえなくなっていったのは、SALUが高い水準のスキルを持った稀有な存在だったからだ。そして彼の存在は着実にスケールを増していく。デビューアルバム『In My Shoes』で高い評価を得、ワンマン・ライヴはソールド・アウト、続く昨年の6月には、ミニ・アルバム『In My Life』でメジャーデビュー。その勢いは留まることを知らず、<ARABAKI ROCK FEST.>を皮切りに、数多くの夏フェスにも出演を果たした。
USのアーティストと比肩するフロウとリズム、そして日常の断片を繊細な筆致で切り取った歌詞、そのどれもが高いクオリティで構成され、進化を続けている彼の最新作が到着した。その名も『COMEDY』。颯爽と走り抜けたこの2年間を喜劇と題して笑い飛ばしてしまう頼もしさを持ったということなのか、ついつい深読みしたくなるSALUの思考の内側に、Qeticは迫ります。