—–今回の出店にあたり、MUROさんから直接レコードを買い付けたというニュースが早くも話題になっていますが、今後もDJやコレクターの方から買い付けるという企画はおこなっていく予定なのですか?
継続してやっていきたいと思っています。すでに何名かの方とお話を進めているところで、まだ名前は出せないでけど、決まっている方もいます。みなさんに喜んでいただける方ばかりだと思いますので、ぜひ楽しみにしていていただきたいです。
—–質実剛健というか、余分な要素を排除し、シンプルかつレコード探しに集中できる空間作りがすごくいいなあと思いました。お店の内装や空間づくりに関しては、どのようなコンセプトがあったのでしょうか?
海外のレコード・ショップなども視察をして、ユニークだなと思うアイディアやいいなと思う部分を取り入れながら、しかもローコストで(笑)、できる限りのことをやりたいなって。
—–モデルになったお店とかあるんですか?
国内外の色々な店舗を参考にしてます。
—–もともとのHMVっぽさはそんなにないですよね?
そこは敢えて排除したいと思ってやりました。むしろこれまでのイメージや固定観念を捨てて足を運んでいただきたいという想いがありましたので。
—–試聴などもできるのでしょうか?
もちろんです。パイオニアさんの新しいデモ機をお借りしているので、ほぼ全中古商品を聴いていただくことが可能です。あと目玉としてはレーザー・ターンテーブルを設置していたり、7インチの試聴用にヴィンテージのジュークボックスも設置していたり、店内に面白い機材もいろいろと用意してあります。
—–お店に遊びに来るだけで、楽しそうですね。
そう感じていただけるように、いろいろと仕掛けていきたいと思っています。これまで中古レコード店ってなかなか入りにくいといったイメージもあったと思うんですけど、そのあたりも払拭していきたいですね。本当に気軽に遊びに来ていただきたいです。
—–本日取材に立ち会っていただいた虎谷さん(販促担当)から何かありますでしょうか?
虎谷 海外のレコード・ショップのかわいいレコードバッグだったり、ピーナッツのポータブル・アナログ・プレイヤーだったり、女性のお客様にも刺さるようなアイテムもありますので、女性のお客様にもぜひ遊びにきていただきたいです。
—–最後にお店としての夢を教えてください。
必ず1枚は買うものがあるぞというような商品を揃え続けていくことですね。僕自身がそうなんですけど、いいレコードを買えたお店というのは、ずっと忘れないし、通いますよね。このお店が多くの音楽ファンの方々にとってそういうお店であり続けることがいまの夢です。