—–今回、まさに限定盤を作り、イヴェントをやって、ひとり<レコードストア・デイ>のような感じですね(笑)。

(笑)。海外の<レコードストア・デイ>の盛り上がりは素晴らしいと思います。普通に女の子がひとりで買いに来ていたりしますからね。

—–新譜のアナログ盤も取り扱い予定なのですか?

もちろんです。全体の構成比で言うと2〜3割は新譜になる予定です。中古盤を買われるお客様が好みそうな新しいレコードというのはきっちり押さえていきたいと思っています。

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—–ざっくりお店で扱っているレコードを紹介していただきたいです。

1階はロック、邦楽が中心で、2階はディスコ、ソウル、ジャズ、ファンク、レゲエ、ヒップホップなどブラック・ミュージックが揃っています。2階の奥には7インチだけの部屋もありますよ(笑)。

—–おー!

7インチはMUROさんやDJシャドウ、カット・ケミストなどの影響もあり、ずっと安定して人気があるんですけが、単純に物としても可愛いので、これまであまり馴染みのなかった方にもぜひ手にとっていただきたいです。

—–でも高そうですよね。

いや、全然、普通の価格だと思いますよ。もちろんレアなものなど高価なものはありますが、多くは誰でも気軽に買っていただける価格だと思います。7インチの人気や需要は意外と高くて、だからこそ、今回我々が用意した限定盤も7インチでのリリースにさせていただいています。

—–なるほど。お店のブログに買い付けをしているスタッフさんの写真がアップされていましたが、どのような場所で買い付けをしているのですか?

アメリカ、UKを中心にレコード店やレコード屋さんのバックヤード、あるいは倉庫だったりを飛び回ってます。

—–どのような方が買い付けをされているのですか?

かつて宇田川町の中古レコード店で活躍していた人間などもいます。私自身も買い付けに行ってきましたし、音楽知識が豊富なプロフェッショナルたちです。

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