ウィークエンド・ドリップ
星野リゾート ロテルド比叡 体験レポート
この夏、イタリア、フランス、イギリスと1ヶ月ヨーロッパに滞在して、さまざまな景色や街並と出会いました。
特に印象に残っているのは、南イタリアのキアンティの朝と、南フランスのアンティーブでみた夕暮れの景色です。
帰国後、日本でもその土地が持つナチュラル・ビーティーを感じられる場所に行ってみたいと考えていたところ、比叡山をオススメいただきました。まったく自分の中に比叡山の知識がありませんでしたが、調べてみるとそこには世界文化遺産の延暦寺が。そしてその続き地に昨年7月、星野リゾートがオープンした「ロテルド比叡」があり、そこからは琵琶湖を望む美しい景色があるとのことで、京都と滋賀の県境・比叡山に佇む湖のオーベルジュでのウィークエンド・トリッップが決定しました。
京都駅下車。別世界への旅の始まり
京都駅からの送迎車にゆられ、20-30分後には車は比叡山を登り始めます。ドライブウェーを進むと「この先「延暦寺」と「ロテルド比叡」」という看板があり、車窓からは水がある景色がが見えはじめます。
オーベルジュに到着。車を降りると、40分前に降りた京都とは空気感が違うことを感じます。そして「佇む」という言葉が似合う上品な外観のロテルド比叡へ。穏やかな時間の始まりです。
フランスと日本の建築家がコラボレーションしたデザインの館内。ところどころに比叡山や琵琶湖のモチーフが設えてあります。
ゲストルームには、パリ、プロヴァンス、ブルターニュ、サヴォワ、ノルマンディーとフランス各地の名前がついていて、私は「ノルマンディー」にステイ。
それぞれお部屋の雰囲気が違うので、次はパリ。次はプロファンス…のように、旅ごとに違うお部屋に滞在してみるのも新鮮かもしれません。
「パリ」と名付けられたスーペリア・ツイアン
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