日本時間2018年1月29日(月)に開催された第60回グラミー賞授賞式では、誰もが眠気を吹っ飛ばしてしまうようなパフォーマンスを披露したケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)。
今年の初めには、マーベル・スタジオの最新作『ブラックパンサー』のサウンドトラック『ブラックパンサー(Black Panther:The Album)』を所属レーベル〈Top Dawg Entertainment〉(TDE)のオーナーであるアンソニー・ティフィス(Anthony “Top Dawg” Tiffith)とともにプロデュース/キュレーションすることが発表された。リリースは2月9日(金)。映画は3月1日(木)に全国公開が決定している。
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そして、日本時間2月1日早朝、本サントラのトラックリストとジャケットがケンドリックのTwitterより公開された。
Black Panther The Album 2/9 pic.twitter.com/MqhsEcj6iF
— Kendrick Lamar (@kendricklamar) 2018年1月31日
誰も文句は言えない豪華布陣
先行公開されていた“All The Stars”はシザ(SZA)、プロデューサーニアンソニー・ティフィスとSounwave、Al Shuxがクレジットされていた。また、ついで公開された“King’s Dead”はジェイ・ロック(Jay Rock)の曲だが、ケンドリックはもちろんのこと、フューチャー(Future)とジェイムス・ブレイク(James Blake)が参加していた。
プロデューサーなどは明記されていないものの、今回の発表で『ブラックパンサー』に参加しているアーティストが明らかになった。
アルバムの1曲目を飾るのは、ケンドリックによる“Black Panther”。おそらく本映画のテーマ曲になるのだろう。次にリストされているのは、先行公開されたシザ参加の“All The Stars”。
3曲目は“X”と題されたトラック。おそらくスクールボーイ・ Q(Schoolboy Q)の曲で、2チェインズ(2 Chainz)とSaudiという謎めいたラッパーがフューチャーされている。4曲目は“The Ways”。こちらはレイ・シュリマー(Rae Sremmurd)のスワエ・リー(Swae Lee)とカリッド(Khalid)の共作のようだ。
Saudi – There She Go Ft A-Reece
“Opps”は、ビンス・ステープルズ(Vince Staples)とこちらもまた謎めいたアーティストYugenとの共作となっているようだ。本曲が映画の予告編で流れていたものだろう。
「ブラックパンサー」予告編
6曲目はドレイクの最新作『More Life』で跳ねるようなサウンドがとにかく心地よいナンバー“Get It Together”や“Jorja Interlude”に参加し、話題となったジョルジャ・スミス(Jorja Smith)のナンバーで“I Am”。 ジョルジャはイチオシアーティストカリ・ウチス(Kali Uchis)の楽曲“Tyrant”にも参加している。
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Kali Uchis – Tyrant ft. Jorja Smith
真ん中のトラックになる7曲目は“Paramedic!”。こちらはカリフォルニア州ヴァレーホ出身のラップ集団SOB x RBEによる楽曲。そして次曲はクレジットされているアーティストの名前を見るだけで鼻血が出そうな“Bloody Waters”。おそらくアブ・ソウル(Ab-Soul)の楽曲で、参加アーティストはジェイムス・ブレイクとアンダーソン・パーク(Anderson .Paak)。
SOB X RBE – Anti (OFFICIAL VIDEO)
9曲目は先行公開された“King’s Dead”。ジェイ・ロックの曲で、ケンドリックやフューチャー、ジェイムス・ブレイクが参加。特に今まで聴いたことがなかったかすれ声のようなフューチャーのパートが話題になった。10曲目は“Redemption”。ケンドリックのコラボレーターであるR&Bシンガーのザカリ(Zacari)と南アフリカのアーティストBabes Wodumoの共作のようだ。まだ名が知れ渡っていないアーティストを紹介するような役割をこのアルバムは持っているようだ。
Kendrick Lamar – LOVE. ft. Zacari
Babes Wodumo ft Mampintsha – Wololo (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
続く11曲目の“Seasons”で紹介されるのはまだ謎めいているラッパーMozzyと俳優もこなすというSjava。ケンドリックは彼らをどのように調理するのだろうか。
Mozzy – Bladadah (Official Video) Directed by Strong_Visual
Sjava & Dj Maphorisa – Ngempela Ft Howard
続く12曲目“Big Shot”は泣く子も黙るケンドリックとトラヴィス・スコット(Travis Scott)の共作。字面だけでゾッとする。そしてアルバムの最後を飾るのはケンドリック最新作『DAMN.』でもキーワードとなっていたメッセージがタイトルの“Pray for Me”。ケンドリックとスターボーイことザ・ウィークエンド(The Weeknd)のコラボソングだ。彼らのコラボは初めてではなく、2016年にリリースされた『Starboy』に収録されている“Sidewalks”(この曲は超カッコいい)以来となる。またザ・ウィークエンドが1月20日に自身のインスタグラムにブラックパンサーと思われる画像投稿していたことで、彼らの『ブラックパンサー』でのコラボは仄めかされていた。
The Weeknd – Sidewalks (Vevo Presents) ft. Kendrick Lamar
ブラックパンサー
ブラックパンサーは、2016年に公開された大ヒット作『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で鮮烈なデビューを飾ったマーベル・スタジオの新ヒーロー。
アベンジャーズのメンバーであるキャプテン・アメリカの持つシールドと同じ材質(ヴィブラニウム)からなるスタイリッシュな漆黒のスーツを身にまとい、鋭い爪と優れた戦闘能力で、世界中のファンが支持するキャラクターとして、マーベル・ヒーローの中で、最も単独作品が待ち望まれていました。
そして、国王として統治する超文明国ワカンダの秘密を守るために世界中にスパイを放ち、国内外の敵と戦うというこれまでのマーベル・スタジオ映画にはなかった、スパイ映画の要素を盛り込んだアクション・エンターテイメント作品に仕上がっています。
引用元:ブラックパンサー|映画|マーベル公式
RELEASE INFORMATION
Black Panther: The Album
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ブラックパンサー
2018年3月1日(木)より全国公開!!
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』へつながる重要作がついにベールを脱ぐ!
マーベル史上最も謎を秘めた新キャラクター<ブラックパンサー>が登場!
超文明国の若き国王。そしてもうひとつの顔は、鋭い爪と漆黒の戦闘スーツに身をつつんだヒーロー。
彼は、この国がもつ世界を揺るがす秘密を守る使命を背負っていた。
この国の秘密が明らかになるとき、《アベンジャーズ》に最大の危機がおとずれる。