今年の<FUJI ROCK FESTIVAL’18(以下、フジロック)>開催まで残すところあと25日となりましたね。前回<フジロック>の特集で学生や編集部、アーティストの方々からの体験談を集め<フジロック>の魅力を紹介しましたが、この記事を読んで実際にチケットを手に取り<フジロック>への参戦を決めたという方がいれば嬉しいです。
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フジロック初体験談!踊Foot Worksや学生、編集部が感じたフジロックの魅力
そこで、初めて<フジロック>に行く方や「山奥の開催だし不安……」という方が安心快適に<フジロック>を楽しんでもらえるように周辺のホテルや宿、キャンプのメリットやデメリットなど、<フジロック>経験者からのここでしか聞けない情報を集めました。
さらに前回に引き続き今回も<フジロック>の魅力を伝えるべく、各ステージ間の距離ごとに各ステージの特徴やオススメの休憩場所も紹介します!
初めての<フジロック>に不安に感じているっていう方もこの記事を読んで、不安を吹き飛ばして思いっきり<フジロック>を楽しんじゃいましょう。
<フジロック>の各ステージを紹介
それでは、まず初めに<フジロック>ステージの特徴を移動距離に分けて紹介します! 混んでる場合は少し時間に差が出てきますが、参考にしてみてくださいね。
入場ゲートのすぐそばにあるTHE PALACE OF WONDER
CRYSTAL PALACE TENT/ROOKIE A GO-GO
入場ゲートのすぐ近くのTHE PALACE OF WONDERにある移動式テントのCRYSTAL PALACE TENT。テント内はアート・デコ・スタイルのデザインで目を引く装飾に。紫色が特徴的な木製のダンスフロアでは、国内外のバンドとDJによるパフォーマンスが見られます。バーも併設されていて、そこにはワンランク上のバー「BLACK VELVET」もあります。
同じくTHE PALACE OF WONDERにある<ROOKIE A GO-GO>は、新人アーティストの登竜門となるステージです。昨年は、CHAIや踊Foot Worksなどが出演! 世間ではまだ知られていないようなアーティストを公募し、若々しいルーキー達が演奏を繰り広げる。未来の大物アーティストが見られるかもしれません。
入場ゲートから徒歩3分のOASISエリア周辺
RED MARQUEE
OASIS FIELD に隣接する約5,000人収容できる大型テントRED MARQUEE。多くのステージがある中で、唯一の屋内ステージとなっていて、新人アーティストからベテラン勢まで幅広いアーティストが出演します。深夜から朝の期間には、ライブだけでなく、DJによるパフォーマンスが繰り広げられます。
苗場食堂
場内最大のホスピタリティエリアOASISにある苗場食堂ですが、夜になると様相を変え熱いステージへと変化します。新潟の地酒を飲みながらライブが楽しめる<フジロック>の数あるステージの中でもまったりできるステージです。至近距離でライブが観られるのも苗場食堂の特徴! 昨年は、WESTERN CARAVANのサイン会も行われていました。
BLUE GALAXY
元「ワールドレストラン」の森に2017年から登場したブルーのテントBLUE GALAXY。世界的レコード・コレクター、ジム・ウエストが50’s60’sのゴキゲンなTuneを秘蔵7inchの太いサウンドで盛り上げます。他にも個性的な面々がDJする予定です。エリアの装飾は、「PYRAMID GARDEN」もプロデュースするCandle JUNEが担当とあり、装飾にも注目です!バーやフードも併設しているので、非常に利便性も高いスポットです。
OASISエリアから徒歩約3〜5分のメイン・ステージ
GREEN STAGE
OASISエリアから徒歩で3〜5分の場所にある約40,000人を収容できる<フジロック>のメイン・ステージ、GREEN STAGE。メイン会場ということもあり、名だたるアーティストがこれまで<フジロック>の景色を彩ってきました。会場が広すぎて見えないことのないように大型スクリーンも設置されているため、会場のどの場所にいてもしっかりとアーティストを見ることができます!
GREEN STAGEから徒歩約5〜10分のセカンド・ステージ
WHITE STAGE
GREEN STAGEから徒歩5〜10分に位置するセカンド・ステージのWHITE STAGE。GREEN STAGEほどではありませんが、約15,000人もの観客を収容できます。メイン・ステージに引けを取らない盛り上がりを見せ、時には入場規制を引かれてしまうこともあるので、お目当のアーティストがいる場合は、早めに行動しましょう!
WHITE STAGEから徒歩約10〜15分の非日常的な空間
FIELD OF HEAVEN
WHITE STAGEからさらに10分〜15分進むとそこには非日常的な空間が待っています。その名もFIELD OF HEAVEN。森に囲まれたこのステージは<フジロック>のステージの中でも独特の雰囲気を醸し出しています。約5,000人収容のステージで、ネイティブアメリカンのティピテントが並んでいてまるで異国に来ているかのような雰囲気に。オーガニック食材を使用したこだわりのフードやコーヒーショップの出店などもあります。電力はバイオディーゼル発電でまかなわれていて、環境への配慮がされているステージのひとつです。
FIELD OF HEAVENから徒歩約5分のキャバレー
Café de Paris
FIELD OF HEAVENから徒歩約5分にあるキャバレーCafé de Paris。パリに現存している歴史的なキャパレーである“ムーランルージュ”をイメージに作られた場所です。艶かしい装飾の中で、ポールダンサーによるパフォーマンスや国際色豊かなアーティストが出演。
ちょっと疲れた時にのんびりできるステージ
PYRAMID GARDEN
PYRAMID GARDENは、キャンドル・アーティストとしてもお馴染みのCandle JUNEプロデュースによる、ツアーバス利用者専用キャンプサイト”PYRAMID GARDEN”内に併設されたステージです。朝ヨガや子供向けワークショップが行われるなど和みの空間として好評を集めています。深夜にはキャンドルの明かりの中で行われる演奏は幻想的な空間を生んでくれます。ゆっくりと家族で楽しめるフジロックの穴場としてファミリーで訪れてみるのもGOOD!
Gypsy Avalon
Gypsy Avalonは、フィールド全体をバイオディーゼルや太陽光でまかなっているNEW POWER GEAR Field/AVALON の一角にある約1,000人収容の小さなステージです。ステージと客席まで距離が近く、一体感を感じられます。80年代から続いている反核・脱原発イベント<ザ・アトミックカフェ>があるのも特徴で、他にはない社会的な影響力のあるステージになっています!
木道亭
木道亭は、WHITE STAGEからFIELD OF HEAVENに向かう途中のボードウォークにある木々に囲まれたステージです。過去にはGREEN STAGE出演バンドの乱入や森の中での合唱など、森のど真ん中だからこそ味わえる出来事もあります。本当の自然に囲まれて音楽を楽しみたい方はぜひオススメしたいです!
DAY DREAMING and SILENT BREEZE
DAY DREAMING and SILENT BREEZEは、山頂に位置する風と景色が楽しめるステージです。DAY DREAMING and SILENT BREEZEがある場所へは日本最長スーパーゴンドラ『ドラゴンドラ』で行くことができます。SILENT BREEZEでは、大縄まわしや体操兄さんとのラジオ体操、紙芝居などが行われ、DAY DREAMINGではチルアウト・ミュージックからダンスビートを楽しめます。見晴らしの良さは<フジロック>随一で、山頂だからこそ味わえる他のステージとは違う開放感が楽しめますよ!
Qetic編集部おすすめ休憩スポット
広い会場を歩き回ってライブも見たらお腹もすくし、足も疲れちゃいますよね? そんな方のためにお腹が空いた時やちょっと座って一休みできるQetic編集部オススメの休憩スポットを4つ紹介します。
ところ天国/富士映劇
最初は川沿いにある食事も休憩もできるところ天国。川のせせらぎを感じながらゆったりとした時間を満喫できます。手づくり無添加「ところてん」や「天国バーガー」は大人気! なんと射的場もあり、ちょっとした休みに家族で楽しむのもいいのではないでしょうか。
そしてもう一つ、フジロックの夜をまったりと楽しみたい方へおすすめなのが、アウトドア・シアターの富士映劇。恒例となっている『男はつらいよ』の上映や国内外の映画を楽しめます!音楽の一休みにいかがでしょうか。
ORANGE CAFÉ
旧オレンジコートエリアがリニューアルされ新たにORANGE CAFÉとして帰ってきました。<フジロック>初の屋根付きのフードコートになっています。こだわりの飲食店やクラフトビールなどが楽しめます! 雨が降っても屋根付きなので安心して食事ができますね。
OASIS
苗場食堂や数多くの屋台、オールナイトDJが併設されたBARエリアやオフィシャルメディアブースがある場内最大のホスピタリティエリアです。インフォメーションセンターや救護テントもあるので、非常事態や困った時のために場所の確認はしておいた方が良いと思います。
NEW POWER GEAR Field/AVALON
NEW POWER GEAR Field/AVALONは、ライブ・ステージ『Gypsy Avalon』を中心に、」人権、平和、環境、被災地支援団体によるNGO村や、エコ雑貨などを販売するオーガニック村、手作り雑貨や民族楽器などのフリーマーケット、さらにはワークショップもあります。「朝霧食堂」や「アトミック・カフェ・フェスティバル」も行われます。ステージやフードエリア、マーケット、ハンモックエリア、さらにはフリーマーケットなど、多くの場所が詰まったステージです。一箇所で色々楽しみたいという方はぜひ!芝生の上で寝転がれますよ!
以上、<フジロック>のステージの特徴とQetic編集部がオススメの休憩スポットでした!
さて、会場が分かったところで、1日だけじゃなく、2日目、3日目も宿泊して楽しみたくなることでしょう! <フジロック>初心者が宿泊するのはハードルが高いと思っている方のために、<フジロック>常連者に定番キャンプから、民宿、健康ランド、キャンピングカーまで宿泊の思い出や各宿泊方法のメリット・デメリットを聞いてみました!